台風19号緊急支援 福島県いわき市で2回目の「こどもひろば」を実施

セーブ・ザ・チルドレンは、1110日に、緊急支援の一環として避難所での避難生活を送る子どもたちを対象に2回目の「こどもひろば」を実施しました。




いわき市では、1回目(10/26)のこどもひろば実施後、11月初旬の連休には、地域の団体が実施する日帰り遠足に協力し、子どもたちの遊び場・居場所の確保に向けた活動を実施しました。

 

今後の活動を検討するなかで、1回目のこどもひろばに参加した避難所で生活する子どもたちの保護者に聞き取りをしたところ、「子どもたちが前回とても楽しく遊んでいた」「避難生活の長期化でなかなか遊べていない」という声が聞かれました。

 

また、これまでの活動を通して、週末などに、子どもたちがのびのびと過ごしたり、遊んだりや学んだりする時間と場所が継続して確保されることも必要ではないかと考え、前回のこどもひろばに参加した避難所の子どもたちを対象として1110日に2回目のこどもひろばを開催しました。

 

当日避難所に行くと「あ、こどもひろばの人だ!」と子どもたちが迎えてくれました。この日の参加者は9人。はじまりの会で「はい・いいえ」クイズをし、「今日楽しみな人?」と尋ねるとほとんどの子どもたちが「はい」のところへ移動。はじまりの会の後は、それぞれ好きな遊びをしながら過ごしました。

最初は、前回も大人気だったスライムづくり。今回も、着色やラメ、硬さを工夫して自分だけのスライムを作る子どもたち。集中しながらじっくり材料をかき混ぜて、オリジナルスライムのできあがり。


 

また、今回の会場が和室だったため卓球を用意していったところ、子どもたちも一緒にネットを張りながら準備し、何度も白熱した勝負を繰り広げていました。



 

その他にも、オセロや粘土、ブロック、風船など思い思いの遊びを楽しんだ子どもたち。



 



子どもたちからは「スライムづくりが楽しかった!」「今日も、セーブ・ザ・チルドレンの人たちと、一緒に遊ぶことができて、とても楽しかったです。ひさしぶりに遊んで、前遊んだ物とちがう物があったので楽しかったです。また遊びたいと思いました」という声がありました。

 

終了後、保護者に最近の様子について尋ねたところ、「体調を崩しているわけではないが、最近あまり食べなくなってきているのが心配」「避難所の中で、今は子どもたちの声に救われていると言われてとてもありがたい。ただ、今後避難が長期化してくるとどうなるか」というような声が聞かれました。

 

台風19号の発生から1ヶ月がたち、子どもたちや保護者、子どもを支える人たちの負担が懸念されます。セーブ・ザ・チルドレンは、今後も中長期的な視点で子どもたちのためにどのような支援活動が必要なのか、引き続き検討してく予定です。

 

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