【アフガニスタン】女子生徒の中等教育復学を歓迎

アフガニスタン教育省は、2022年3月6日に、3月末に女子が中等教育を受けられるようになると発表しました。2021年9月以降、数百万人の女子が中等教育を受けられない状態にありました。


首相官邸に提出された提案書では、女子生徒は男女別の校舎で復学できるとされています。そして、こうした校舎がない場所では、共学の学校へ戻れるようにサポートされることになっています。アフガニスタンでは、学齢期の子どものうち推計800万人が教育の機会を得るための支援を必要としています。これは、2021年と比較すると260万人の増加です[i][ii]。

セーブ・ザ・チルドレンは、1976年からアフガニスタン全土で、紛争や政権交代、自然災害が起こった際にも、コミュニティを支援し子どもの権利保障のために活動をしてきました。10州で事業を行っているほか、その他3州ではパートナー団体と連携して活動しています。

2021年8月に情勢が緊迫して以降、支援を必要とする子どもたちは増えており、支援活動を拡大し、保健・栄養、教育、水・衛生といった分野で支援を提供するとともに、住居や食料支援、子どもたちをさまざまな暴力から守ったり予防したりする(子どもの保護)支援も行っています。

この半年間、子どもたちが教育を受けられるよう、セーブ・ザ・チルドレンはコミュニティベースの教育クラスを運営し、子どもたちと教師に学習キットと教室用キットを提供してきました。また、中学校を卒業した女性たちに対し、大学入試に合格するための支援や教師になるための支援も行っています。

[i] 2.6 million children needed education in emergencies assistance in 2021 – HNO 2021
[ii] 7.9 million children will need education in emergencies assistance in 2022 – HRP
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