【アフガニスタン 地震】「自宅の下敷きになってきょうだいが犠牲に」

2022年6月22日に、アフガニスタン東部でマグニチュード5.9の地震が起こってから10日以上が経過しています。


ハキムさん家族

余震は継続しており、震災により少なくとも36万2,000人の子どもと大人が、食料やシェルター、保健医療、上下水道などを今すぐ必要としています。また、今回の地震により155人の子どもたちを含む770人が犠牲になり、1,500人近くが負傷しました。

ハキムさん(35歳)は、娘2人と、甥と姪を亡くしました。家族は、悲しみから立ち直れていないと話します。

「8人の子どもたちは、倒壊した自宅を最初に見たとき泣いていました。地震が起こった夜のことを思いだし、自宅に戻るのを怖がりました。4歳の甥ファリドは、なぜ壊れた自宅に戻らないといけないのか尋ねてきました。私は、自宅を再建し、また暮らし始めるんだよと伝えました。しかし、『(元の場所に暮らすのは怖いので)自宅を壊して再び戻ってこられないようにする』と話しました。」

セーブ・ザ・チルドレンは、大きな被害があった東部パクティカ州に緊急支援チームを派遣し、自宅再建に必要な資材や食料、水など喫緊に必要な物品を購入するための現金を提供しています。また、子どもたちのニーズを把握するために、さらなる調査も行っています。



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