(公開日:2022.07.20)
【活動報告】「I Support My Friends」のパイロットテストをユースと実施しました
- 日本/災害時における心理社会的支援
セーブ・ザ・チルドレンでは、「I Support My Friends」というトレーニングキットの日本語版を作成しています。2022年7月2日に、このトレーニングキットを使ったパイロットテストをユースと実施し、その後、普及に向けた意見交換を行いました。
「I Support My Friends」について
「I Support My Friends」は、子どもや若者が困難を抱える友だちをサポートするためのスキルと知識を身につけることを目的に、セーブ・ザ・チルドレン、国連児童基金(UNICEF)、MHPSS Collaborative(精神保健・心理社会的支援分野の世界的なプラットフォーム)、世界保健機関(WHO)の共同で作成されました。
トレーニングでは、困難を抱えている友だちに対し、心理的応急処置(Psychological First Aid: PFA)の原則である「LOOK(見る)」「LISTEN(聴く)」「LINK(つなぐ)」を用いて、すばやく適切なサポートを提供する方法を学びます。
「I Support My Friends」のトレーニング内容
「I Support My Friends」が提供するトレーニングでは、子どもや青少年が直面する可能性のあるリスクの特定から始まり、友だちが不安や困難を抱えているときに示す一般的な反応、PFAの原則、そしてセルフケアの方法について学ぶことができます。
これらは、多様な演習やロールプレイを通して学ぶことができる内容になっており、子どもや青少年はトレーニングを楽しみながら参加することができます。
パイロットテストに参加したユースの声
パイロットテストに参加したユースからは、「傾聴の練習やロールプレイで実践することでより大切さを理解出来た」といった、トレーニングや学べる内容に対する前向きなコメントや、「緊急下の子どものこころのケアはもちろん、普段から日常的に行える友だちのこころのケア、自分のこころのケアなどを学ぶことができました」などといった、身近でできるこころのケアに関する声が寄せられました。
また、「何かしらの理由により精神的にも弱っている人を守るための方法を学ぶことができました。同時に、セルフケアの方法も学び、自己犠牲的ではなく、できる範囲のサポートで良いことも知れて、これからの生活でも精神的に楽になれそうです」といった声も寄せられ、改めてセルフケアの重要性も確認されました。
傾聴の練習やロールプレイなどで、参加者からは終始笑顔が見られました。こころのケアと聞くと難しい内容に思われることもありますが、実は日頃から人との関わりの中で自然に行っていることでもあり、身近なものです。
パイロットテスト後には、参加したユースと意見交換を行い、「I Support My Friends」を日本で普及していく際の日本語版タイトルを検討しました。今後は日本語版のタイトルを含め、子どもや青少年によりこころのケアやPFAを身近に感じ、多くの人に学ばれるよう取り組んでいきたいと思います。
(国内事業部緊急・防災チーム インターン 菊地翔)
「I Support My Friends」について
「I Support My Friends」は、子どもや若者が困難を抱える友だちをサポートするためのスキルと知識を身につけることを目的に、セーブ・ザ・チルドレン、国連児童基金(UNICEF)、MHPSS Collaborative(精神保健・心理社会的支援分野の世界的なプラットフォーム)、世界保健機関(WHO)の共同で作成されました。
トレーニングでは、困難を抱えている友だちに対し、心理的応急処置(Psychological First Aid: PFA)の原則である「LOOK(見る)」「LISTEN(聴く)」「LINK(つなぐ)」を用いて、すばやく適切なサポートを提供する方法を学びます。
「I Support My Friends」のトレーニング内容
「I Support My Friends」が提供するトレーニングでは、子どもや青少年が直面する可能性のあるリスクの特定から始まり、友だちが不安や困難を抱えているときに示す一般的な反応、PFAの原則、そしてセルフケアの方法について学ぶことができます。
これらは、多様な演習やロールプレイを通して学ぶことができる内容になっており、子どもや青少年はトレーニングを楽しみながら参加することができます。
パイロットテストに参加したユースの声
パイロットテストに参加したユースからは、「傾聴の練習やロールプレイで実践することでより大切さを理解出来た」といった、トレーニングや学べる内容に対する前向きなコメントや、「緊急下の子どものこころのケアはもちろん、普段から日常的に行える友だちのこころのケア、自分のこころのケアなどを学ぶことができました」などといった、身近でできるこころのケアに関する声が寄せられました。
また、「何かしらの理由により精神的にも弱っている人を守るための方法を学ぶことができました。同時に、セルフケアの方法も学び、自己犠牲的ではなく、できる範囲のサポートで良いことも知れて、これからの生活でも精神的に楽になれそうです」といった声も寄せられ、改めてセルフケアの重要性も確認されました。
傾聴の練習やロールプレイなどで、参加者からは終始笑顔が見られました。こころのケアと聞くと難しい内容に思われることもありますが、実は日頃から人との関わりの中で自然に行っていることでもあり、身近なものです。
パイロットテスト後には、参加したユースと意見交換を行い、「I Support My Friends」を日本で普及していく際の日本語版タイトルを検討しました。今後は日本語版のタイトルを含め、子どもや青少年によりこころのケアやPFAを身近に感じ、多くの人に学ばれるよう取り組んでいきたいと思います。
(国内事業部緊急・防災チーム インターン 菊地翔)