(公開日:2022.08.12)
【参加者募集:ユース向けオンラインイベント】「私たちの学校を攻撃しないで~紛争下の子どもたちの声をつなごう」2022年9月9日20時~
- アドボカシー
2021年5月の戦闘で被害を受けたパレスチナ自治区ガザ地区にある教室。
「新型コロナウイルス感染症のために、去年はずっと学校に行けませんでした。でも、今年はあえて行かないことにしました。学校に行きたいけれど、怖いからです。校門は
閉まっているのに、そのなかには兵士がいて、その兵士が怖いのです。私たちが学校にいる間に、爆弾テロが起こるかもしれないと思うと怖いのです。」(10歳の少女、アジア地域)
学校が爆撃に遭う、毎日のように通学路で兵士に呼び止められる、学校に弾薬が積まれている、先生や生徒が武装勢力に拉致されるなど、紛争下では、子どもたちにとって安全であるはずの学校が、とても危険な場所になっています。教育を受けることは子どもの基本的な権利であり、子どもたち自身も将来の希望を実現するために教育を受けたいと強く願っています。
一方で、このような声を聴いたり、現状を知ったりしても、何ができるのか、どのような変化を起こすべきなのかわからない、と感じている人も多いのではないでしょうか。
9月9日は、国連が定めた「教育を攻撃から守る国際デー」です。セーブ・ザ・チルドレンは、今年もこの国際デーに、「私たちの学校を攻撃しないで~紛争下の子どもたちの声をつなごう」と題して、主にユース世代の皆さんを対象にした、オンラインイベントを開催します。
イベントでは、学校の軍事利用の状況や、子どもたちの声を動画で紹介し、攻撃される学校の実態を紹介します。また、ユースと国会議員・鈴木憲和衆議院議員の対談を実施し、「紛争下の子どもたちを守るために、私たちがどのような変化を起こすべきなのか」を一緒に考えます。
※鈴木憲和(すずきのりかず)衆議院議員:自民党 青年局 局長代理、党外交部会 人権外交のあり方検討プロジェクトチーム 座長。今年3月に実施された、セーブ・ザ・チルドレン・ユースメンバーと自民党青年局議員との対話イベントにも参加されました。
参加者の皆さんからもぜひ、このイベントで感じたこと、考えたことを、チャットやオンラインフォームを通じ、共有いただきたいと思います。皆さんの声は、攻撃される教育の現状を知ったユース世代の声として、後日政策決定者に共有します。
ご関心のある大学生や一般の方の参加をお待ちしています。
■日時:2022年9月9日(金)20:00-21:00 *参加無料
■言語:日本語(動画には日本語字幕あり)
■定員:先着 100名 ※定員に達し次第締め切ります。
■開催形式:Web会議サービス「Zoom」ウェビナーを使用いたします。
※事前にこちら からインストール(無料)をお願いします。すでにインストールをされている方は、最新版へのアップデートをおすすめいたします
※お申し込みいただいた方へは、開催前日に参加用のZoomURLを送付いたします。
■主催:(公社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
協力:国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ、教育協力NGOネットワーク(JNNE)
■プログラム
1. セーブ・ザ・チルドレン ユースチームによるオープニング
2. 学校の軍事利用について知る(動画)
3. 世界の紛争下の子どもたちの声を聴く(動画)
4. 学校が攻撃されるとは~教育への攻撃の現状:セーブ・ザ・チルドレン
5. 鈴木憲和衆議院議員とユースとの対話
111「変革を生み出すために何ができるのか?」
6. 参加者からのメッセージ&コメント収集
※プログラムは変更される場合があります。
■お申し込み方法:お申し込みはこちら から
※18歳未満の方は保護者の方が参加申し込みを行ってください。
※お申し込み締め切りは、9月9日17:00です。
■イベントについて
学校は子どもたちが安全に学ぶ場所であり、武力攻撃をされたり、軍隊が使用したりするための場所ではありません。しかし、実際には、世界の複数の場所で学校が攻撃の対象となったり、軍事利用されたりしています。このような状況を受け、2020年の国連総会にて、毎年9月9日を「教育を攻撃から守る国際デー (International Day to Protect Education from Attack)」とすることが全会一致で決まりました。
この決定は、紛争下の教育を守るための「学校保護宣言 (Safe Schools Declaration:SSD)」が策定されてから5周年にあたる記念すべき日に行われました。「学校保護宣言」は、武力紛争下における学校の軍事利用を禁止するための宣言で、2022年8月現在、国連加盟国の半数を超える114ヶ国が支持を表明しています。残念なことに、日本政府はいまだ支持を表明していません。
■ご願い:以下の事項について予めご了承ください。
・インターネット環境によっては音声や画像に影響が出る場合がございます。
・ライブ配信の映像は録画をいたします。録画映像を後日セーブ・ザ・チルドレンのウェブサイトなどで公開する可能性があります。
・途中入退室は自由です。
■お問い合わせ:
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
アドボカシー室 川口・大野 email: japan.advocacy@savethechildren.org
*在宅勤務実施中のためお問い合わせはEメールにてお願いします。
【個人情報保護について】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、業務上取り扱う全ての個人情報は、個人情報保護法その他の法令並びに当団体の個人情報保護方針などに則り適正に管理します。お預かりする個人情報は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの活動の目的にのみに使用します。
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