【トルコ・シリア大地震】緊急子ども支援:大勢の子どもががれきの下敷きになっているおそれ

[2023年2月6日付]
2月6日に、トルコ南部でマグニチュード7.8の地震が発生しました。強い揺れとその後の余震は、ヨルダンやレバノンでも感じられたとのことです。


この地震により、トルコとシリアでは、2,000人以上が犠牲になったと報道されています。

トルコ災害対応局(the Directorate for Disaster Management in Türkiye)によると、1,500人以上が死亡し、8.500を超える子どもと大人が負傷したとことです。また、シリア保健省によると、少なくとも780人が犠牲になり、1,200人以上が負傷しています(2023年2月6日15:50GMT / 日本時間2月7日0:50)。

トルコでは、病院や学校、政府機関など2,800以上の建物が倒壊し、セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちやその家族が、緊急に何を必要としているかの情報収集をはじめとする初動調査を行っています。

セーブ・ザ・チルドレン トルコ事務所長 サーシャ・エカナヤケ(Sasha Ekanayake)は、次の通り現地の状況を伝えます。
「過去100年で最も強い地震のひとつが起こり、数千人が家を失いました。この地域は、厳しい寒さと吹雪に見舞われています。被災地の学校は1週間休校となります。 私たちの緊急対応チームは、すべてのスタッフの安全を確認しながら、迅速に活動を開始しています。困難に直面している数千人に支援を届けるためには、国際社会が今すぐに行動することが重要です。」

セーブ・ザ・チルドレン シリア支援事業広報ディレクター オッケ・ボウマン(Okke Bouwman)は、次の通り訴えます。
「12年にわたるシリア危機により、子どもたちやその家族は毎日を生きるだけでも必死です。経済が破綻するなか、子どもたちに食事を与え、冬の寒さを乗り越え、学校に通わせることだけでも苦心する状況にありました。いま、子どもたちは、がれきの中に閉じ込められ、親や養育者と離ればなれになり、今晩、あたたかい場所で眠れるかどうかも分からない状況にあります。そして、余震も続き、さらなる恐怖を感じています。国際社会は、いま、こうした状況に置かれた子どもたちを支援するために一致団結する必要があります。」

【セーブ・ザ・チルドレン緊急子ども支援】

トルコ:
緊急対応チームを立ち上げ、緊急支援開始に必要な情報収集を始めており、政府や関係各所と緊密に連携しながら、国が進める被災地域全体の緊急支援をサポートする予定です。私たちは毛布や冬物衣料などが入った緊急支援物資を被災地に提供する計画です。

シリア北西部:
パートナー団体と緊密に連携し、子どもたちが必要とする支援を提供できるよう被災規模や状況についての情報収集を進めています。

セーブ・ザ・チルドレン
トルコ・シリア大地震
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