(公開日:2023.07.31)
2023年「夏休み 子どもの食 応援ボックス」従業員ボランティアと参加者の声
- 企業連携
「社内外の方と協働で予定以上の仕事をやり終えることができて、大きな達成感があった。人と協力し合いながら、人の為になることができたという気持ちも感じることができた。自分たちの作業の前後にも多くの方の協力があることが伺い知ることができた。」
「食の応援ボックスが、さまざまな企業の支援から成り立っていることが分かり、作業に入らせて頂き、ひとつずつ大切にボックスが作成されていることがわかり、心があたたかくなった。」
「実際の梱包作業を行うことで、貧困の実態についての理解を少しでも深めることができたと思います。」
上記は、「夏休み 子どもの食 応援ボックス」にご参加いただいた従業員ボランティアの皆さまの声です。今年で4年目を迎える「子どもの食 応援ボックス」の梱包作業に2023年6月28日から7月7日の期間、計32社139人のパートナー企業の従業員の方々にボランティアとしてご参加いただきました。食料品の梱包をはじめ、同梱するパンフレットや文具などのアッセンブリ作業や中箱の作成、段ボール整理など、さまざまな作業にご協力いただきました。
セーブ・ザ・チルドレンは、ご支援いただいた企業の従業員の皆さんの活動に対する理解を深めるととともに、エンゲージメントを高めていただくことを目的として、従業員ボランティアへのご参加を呼び掛けています。
「子どもの食 応援ボックス」は、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、2020 年の「ひとり親家庭 応援ボックス」を開始したのがきっかけで始まりました。
2021年末までに、のべ8,881世帯の経済的に困難な状況にある子どもたちに食料品を届けました。2022年からは、子どもの貧困問題解決事業の一環として支援対象を拡大し、のべ8,206世帯への提供を行いました。
2022年度の活動報告はこちら
今回の応援ボックスは、24社から47種の商品をご提供いただき、これら商品の組み合わせにより、約30種の商品を応援ボックスに入れて5,000世帯へお届けしています。
(有限会社インタークルーアドバンス提供)
■オンラインでの事前説明会の実施
ボランティア参加の前には、従業員の皆さんに対して、オンラインでの事前説明会を実施しました。
従業員のボランティアが企業と長期的なパートナーとして連携し、深化することを目的に、エンゲージメントを高め、さらなる対話や相互理解の促進、信頼関係構築に力を入れるためにも必要となります。参加した方々の声をご紹介します。
「倉庫での単純作業を通じてでも、受益者との直接的なかかわりが持てたことで、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンへの寄付がどのように社会に影響するのかを体感できた気がします。」
「他の参加企業ともコミュニケーションが取れ、各社のCSRへの取組みや、ボランティア休暇などの社内制度の整備状況などを知ることができる良い機会だった。」
「常々、何かお役に立ちたいと思いながら、金銭的な支援以外の機会が無かったので、今回の活動を通じて貢献できたことは私にとって、とても大きな成長につながったと感じています。」
今回の従業員ボランティアでは、作業時間以外で、参加した企業同士や従業員同士のコミュニケーションのため、自己紹介シートの導入や名刺交換タイムなどの機会を設けました。
自己紹介では「参加した他の方に聞いてみたいこと」の項目を設け、意見交換を実施しました。ボランティア参加理由、社内でのボランティア周知方法や企業の社会貢献の取り組みについてなど、さまざまな質問について参加者同士で活発な意見が出ました。
セーブ・ザ・チルドレンは、参加した企業や従業員同士の交流が、新たなパートナーシップを生み出し、長期的な社会課題解決に一緒に取り組む機会となることを望みます。
また、参加いただいた皆さまの声をもとに今回の実施を振り返り、今後の従業員ボランティアの実施を改善していきます。
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セーブ・ザ・チルドレンは、毎年600以上の企業・団体の皆さまとさまざまな形で連携し、子どもたちを取り巻く課題解決のために、緊急・人道支援や教育、子どもの保護、保健・栄養などの分野で、日本を含む世界約120ヶ国で活動しています。これからも、企業の皆さまとも協力・連携しながら、子どもたちを取り巻く社会課題の解決に取り組んでいきます。