セーブ・ザ・チルドレンでは、これまでの活動を通してつながりのある小学生から高校生世代の子どもたちに向けて「子ども体験プログラム2023」を実施しています。 それぞれのプログラムの様子や参加した子どもたちの声をお届けします。
8月26日午前は、東京都内で、ドイツの化学メーカーであるランクセス株式会社とともに『環境についてまなぼう!地球環境&エコ実験教室』を行いました。小学4年生から6年生の子どもたち10人の参加がありました。 当日参加した子どもたちの様子をお伝えします。
開場とともに子どもたちが続々と会場に到着しました。まずは保護者と一緒に受け付けを済ませ、緊張した様子の子も、わくわくしている様子の子もいました。保護者と別れてからは子どもたちだけのプログラムが始まります。
オリエンテーションが終わると、地球温暖化などの環境問題やクイズを交えつつ食のカーボンフットプリントについて学びました。自分たちの食事のあり方を通じて地球温暖化について考える時間では、自身の生活に引き寄せながら子どもたちは積極的に意見を出していました。最初は緊張してか発言が少なかった子どもからも勇気を出して自分の意見を発表している様子が見られました。そして、環境に配慮した新しい農業のかたちとして、土を使わない都市農業とその仕組みについても学びました。
その後、実際に土を使わず、 LEDライトなどを使用する水耕栽培の野菜づくりに挑戦!エコ菜園キットづくりの実験を通して、都市農業を再現したブロッコリースプラウトの水耕栽培を学びました。
参加した子どもたちは興味を持った点について質問をしながらランクセス社の講師の話を聞き、エコ菜園キットづくりにも「ブロッコリースプラウトってどんな味がするんだろう?」「自分だけのオリジナルのエコ菜園キットが作れた!」「どうやって育つかな?」と夢中で取り組んでいました。できあがったエコ菜園キットは、デコレーションされて子どもたちそれぞれの個性あふれる作品になりました。
参加した子どもたちからは、次のような感想が聞かれました(※)。 「自分で作りたいものが作れておもしろかったです。」 「エコ菜園キット作りやグループワークで協力したり、仲良くなることができた。」 「地球温暖化やSDGsの食品関係についてくわしく知れた。」 「スタッフさんの説明がわかりやすくてより楽しめました。」
(※)子どもたちの感想は、抜粋して記載しています。
セーブ・ザ・チルドレンでは高校生活まなびサポート以外にも、子どもの貧困問題解決に向けさまざまな取り組みを行っています。活動の最新情報は随時こちらのページで更新しています。ご関心がある方はぜひご覧ください。
(報告:国内事業部 椎名) |