(公開日:2023.11.17)
【活動報告】大阪府「吹田市地域防災総合訓練」でのこどもひろば紹介
- 日本/国内災害
セーブ・ザ・チルドレンは、大阪府吹田市と2021年9月に「災害に強いまちづくりにおける連携協定」を締結し、災害が起きた際の連携はもとより、災害に対する予防活動を協働で進めています。
その一環として、2023年9月2日に開催された「令和5年度吹田市地域防災総合訓練」における避難所運営訓練では、災害時の子どもの居場所「こどもひろば」の体験コーナーが設置され、セーブ・ザ・チルドレンはそのサポートを行いました。
自然災害などの影響によりストレスを抱えた子どもたちには、安心・安全に遊んだり、学んだりして日常を取り戻していくための場所が必要になります。
「こどもひろば」は、そのために子どもの居場所を確保するものです。内閣府が発行している避難所運営ガイドライン(令和4年4月改訂)でも「キッズスペース」として設置の必要性が記載されています(53ページ)。吹田市の避難所運営マニュアルにも設置についての記載があります。
9月2日の訓練に先立ち、当日、実際に避難所運営を担う地域の自主防災組織の方へ「こどもひろば」の必要性や設置・運営についての事前研修を行いました。
(8月20日に自主防災組織の方へ実施した研修の様子)
実施後、参加者からは「子どもの心理的に必要な空間だと感じた。」「災害時のこどもひろばの必要性にこれまで気がつかなかった。説明を受けて大切さが分かった。」などの声が寄せられました。
この学びを経て、訓練当日には、自主防災組織の方から一般参加者へ「こどもひろば」の説明をしてもらいました。
当日の避難所運営訓練では、「こどもひろば」の紹介とあわせて、ダンボールベッドの設営や避難スペース用の簡易テントの組み立て体験も同じ場所で実施されました。
来場者数は375人にのぼり、多くの方に「こどもひろば」について知っていただく機会となりました。
また、避難所運営訓練と別の総合防災訓練会場では、建物の模型を使った本格的な災害救助訓練として、ドローンを使った撮影や救助隊による懸垂下降、消防車の放水などが実践さながらに行われました。全体では来場者数はのべ約5,000人と、多くの方が参加するイベントとなりました。
今後もセーブ・ザ・チルドレンと吹田市は「災害に強いまちづくりにおける連携協定」に基づき、災害時に子どもたちの安心・安全をまもるための防災活動や基盤づくりに向けて連携を強化していきます。
(国内事業部 今井知恵子)
その一環として、2023年9月2日に開催された「令和5年度吹田市地域防災総合訓練」における避難所運営訓練では、災害時の子どもの居場所「こどもひろば」の体験コーナーが設置され、セーブ・ザ・チルドレンはそのサポートを行いました。
自然災害などの影響によりストレスを抱えた子どもたちには、安心・安全に遊んだり、学んだりして日常を取り戻していくための場所が必要になります。
「こどもひろば」は、そのために子どもの居場所を確保するものです。内閣府が発行している避難所運営ガイドライン(令和4年4月改訂)でも「キッズスペース」として設置の必要性が記載されています(53ページ)。吹田市の避難所運営マニュアルにも設置についての記載があります。
9月2日の訓練に先立ち、当日、実際に避難所運営を担う地域の自主防災組織の方へ「こどもひろば」の必要性や設置・運営についての事前研修を行いました。
(8月20日に自主防災組織の方へ実施した研修の様子)
実施後、参加者からは「子どもの心理的に必要な空間だと感じた。」「災害時のこどもひろばの必要性にこれまで気がつかなかった。説明を受けて大切さが分かった。」などの声が寄せられました。
この学びを経て、訓練当日には、自主防災組織の方から一般参加者へ「こどもひろば」の説明をしてもらいました。
当日の避難所運営訓練では、「こどもひろば」の紹介とあわせて、ダンボールベッドの設営や避難スペース用の簡易テントの組み立て体験も同じ場所で実施されました。
来場者数は375人にのぼり、多くの方に「こどもひろば」について知っていただく機会となりました。
また、避難所運営訓練と別の総合防災訓練会場では、建物の模型を使った本格的な災害救助訓練として、ドローンを使った撮影や救助隊による懸垂下降、消防車の放水などが実践さながらに行われました。全体では来場者数はのべ約5,000人と、多くの方が参加するイベントとなりました。
今後もセーブ・ザ・チルドレンと吹田市は「災害に強いまちづくりにおける連携協定」に基づき、災害時に子どもたちの安心・安全をまもるための防災活動や基盤づくりに向けて連携を強化していきます。
(国内事業部 今井知恵子)