【活動報告】セーブ・ザ・チルドレン継続型給付金を利用している中高生の声をあつめた:「高校生活まなびサポート通信」Vol.1




セーブ・ザ・チルドレンは、経済的・生活上困難な状況下にある世帯の子どもが、高校などへの入学、高校就学時の生活やまなび*を経済的不安なく過ごし、自分らしい進路選択ができるよう支えるため、2022年12月から継続型の給付金「セーブ・ザ・チルドレン子ども給付金 ~高校生活まなびサポート~」を宮城県石巻市で実施しています。

「高校生活まなびサポート(まなサポ)」では、給付決定から高校卒業時まで、月額2万円、中学校・高校卒業時に一時金を提供するほか、利用者へのインタビューやアンケートなどを継続的に進めています。


アンケートは毎月、インタビューは利用者に合わせて随時、子ども・保護者の双方に行っています。子どもたちの趣味や好きな食べ物などの話題から、まなサポの利用が決定した時の気持ち、給付金の利用使途、子どもの学校生活、子育てで大変だったこと、困難を抱える生活状況など、さまざまなことを聞いています。


継続的な関わりを続けることで、子どもの進級・進学後の様子や保護者の仕事に関することなど、子どもや保護者の生活の変化が見られます。また子ども・保護者と担当者の間で信頼関係が築かれることで、より詳細にわたった話ができるようになります。


まなサポを開始してから1年が経ち、こうしたアンケートやインタビューでお聞きした内容も多く蓄積されてきました。そこで、セーブ・ザ・チルドレンは、まなサポがどのように役立っているか、子どもたちのストーリーを多くの皆さんに伝えるために、「高校生活まなびサポート通信」Vol.1を作成しました。


まなサポを利用して、自分の興味ある分野の学校に進んだり、好きな部活動に入ったり、就職に向けて前向きに準備を進める子どもたちの声やストーリーを掲載しています。


自分らしく歩みを進める子どもたちの今を、ぜひご覧ください。(PDFデータはこちら









「高校生活まなびサポート通信」は、今後も年1回作成する予定です。このほかにも、まなサポを利用している子どもたちの様子はウェブページでも報告していきます。


高校生世代の子どもたちが、経済的不安なく安心して高校生活を過ごし、自分の希望する進路に進めるよう、セーブ・ザ・チルドレンは、今後も活動を続けていきます。

*学習や就学に限らず、課外活動、スポーツ・文化・芸術活動など広くとらえるため、「学び」ではなく「まなび」としています。


(報告:国内事業部 伊藤)


セーブ・ザ・チルドレンでは高校生活まなびサポート以外にも、子どもの貧困問題解決に向けさまざまな取り組みを行っています。活動の最新情報は随時こちらのページで更新しています。ご関心がある方はぜひご覧ください。
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