【連携企業インタビュー】第一三共株式会社
医薬品だけでは解決できない「社会課題」をパートナー団体と連携し実施


                                      

    第一三共株式会社
     サステナビリティ部グローバルヘルス
     社会貢献グループ   岡原 千久咲 様

地域医療基盤の強化を目指して
第一三共グループは「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」というパーパスの実現に向けて、革新的医薬品を継続的に創出し、多様な医療ニーズに応える医薬品を提供することをミッションに掲げています。一方、医療インフラの未整備などの理由により当社グループの医薬品を届けることが難しい国や地域において、NGOなどのパートナーとの連携を通じて医療基盤の強化に貢献することを目指しており、セーブ・ザ・チルドレンの「ベトナム山岳地域の少数民族を対象とした母子の健康を守るための思春期の性と生殖の健康サービス改善事業」を支援しています。

生徒たちの楽しむ姿が印象的だった現地視察
今年の3月に、事業活動を行っている地域をベトナム現地法人のスタッフなどと一緒に訪問しました。少数民族が多く暮らす地域では、児童婚や意図しない妊娠、安全でない絶、高い性感染症リスクなど多くの課題があります。特に子どもの性と生殖に関する識は限られており、自分の権利について正しく認識できていなかったり、知らずに他人の権利を侵害してしまう恐れがあります。
約1,000人の生徒が通うヴァン・チャン県の高校で性と生殖について学ぶイベントに参加しました。生徒たちと一緒に絵を描いたり、生徒たちによるクイズ大会を見学しましたが、生徒たちは恥ずかしがることなくオープンに性と生殖について学んでおり、積極的に楽しみながらイベントに参加している様子が印象的でした。また、難しいクイズの問題に沢山の生徒が正解している姿を見て、本事業の成果を感じることができました。


当社グループは、本事業を通じて
子どもたちの健康と権利が守られることをから願っています。

また、パーパスの実現のために、今後も医療基盤がぜい弱な地域における医療アクセスの課題解決に取り組んでまいります。


※このインタビューは、2024年9月発行のニュースレターからの転載です。

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