セーブ・ザ・チルドレンでは、緊急・復興支援活動をしている支援先の皆様より、お礼や近況報告のお手紙や写真をいただいております。復興へ向けてまだまだ厳しい状況にある被災地の皆様からの温かい感謝の言葉は、団体一同活動の支えとさせていただいております。心より感謝申し上げます。
実は先日、給食支援を行っている石巻市内の中学校の生徒さんたちが、修学旅行の貴重な時間を総合体験活動に当て、当団体の東京事務所を訪ねてくださいました。
来訪くださったのは、石巻市立稲井中学校の女子生徒さん7名。初めての土地で、道に迷いながらも仲良し7人組で力を合わせてやっとたどり着いたとのこと。事務所にお越しいただいた際には、そんなパプニングを微塵も感じさせない、はつらつとした笑顔でした。
その日は、偶然にもセーブ・ザ・チルドレン・米国の前CEOチャーリー・マコ―マック氏も事務所に居合わせ、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの渋谷事務局長とともに紹介をすることができました。
今回の震災では、彼女たちのまわりにも被害を受けた方がたくさんいらっしゃること、これまでの支援への感謝とこれからも支援を必要としていることなど、被災地の状況について語ってくださいました。私たちからは、今回の震災支援活動の話と、今世界では何が起こっているのか、そのためにセーブ・ザ・チルドレンが世界中で子ども支援の活動をしていることをお話しました。みなさん熱心に耳を傾けてくださり、被災者である自分たちができることは何なのか、将来への夢や希望を広げるきっかけになったようです。
さらに、原稿用紙に書かれたお礼の挨拶と、中学3年生全生徒さんからの言葉が詰まった色紙をいただきました!
私たちの活動が被災地の役に立っているのだと実感した時でした。そして何よりも、石巻からわざわざお礼を伝えに東京の事務所まで足を運んで下さった彼女たちの気持ちと、みなさん大変な環境にありながら、明るく、笑顔が輝いていることに感激しました。
私たちからは、できたての震災活動6カ月レポートとソニーとの協働プロジェクトRESTART JAPANのオリジナル缶バッジをプレゼントしました。その場で早速つけて下さりみなさん大喜び。レポートを持ってみんなで記念撮影。みなさん笑顔がとっても素敵で、私たちも多いに励まされ、盛り上がりました。
復興支援は、まだまだこれからの長い道のりです。彼女たちの笑顔が被災地に、日本中に、どんどん広がっていくことを祈りながら、私たちも活動を続けていきます。
ご来訪、本当にありがとうございました。
*後日、稲井中学校の校長先生と訪問した7名からお礼状をいただきました。
重ねてお礼申し上げます。