(公開日:2012.03.30)
「からだをいっぱい動かそう!!ロディヨガ教室@陸前高田」
(2012.3.30)
- 日本/東日本大震災/子どもの保護
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、震災後の地域の子どもたちの居場所・遊び場の復旧を目指し、岩手県陸前高田市の『仮設子どもセンター』や、仮設団地の子どもたちを中心に子どもたちが集まり、遊んだり、勉強をしたりする機会を提供しています。
今回ご紹介する『ロディヨガ教室』は、イタリア生まれの乗用玩具である“ロディ”を使ったヨガです。発達中の子どもたちのからだをロディがやさしくサポートしながら運動神経、バランス感覚、心と知性の健やかな発育をうながします。この『ロディヨガ教室』は、ベビーヨガアソシエイトさんにご協力いただき毎月1回開催しています。
(ロディヨガホームページは、こちら)
陸前高田市「仮設子どもセンター」での実施の様子
「ピンクにしようかな?。水色もかわいいね?。」
カラフルな色で見ても楽しい形もかわいいロディはみんなの人気者です。
初めて“ロディ”を見た子どもたちも、我先にと気に入ったロディで遊び始めます。
保護者の方、見に来てくれたおじいさんおばあさんもロディと遊ぶ子どもたちをみて自然と笑顔になっています。
「ねぇ、ロディで鬼ごっこしようよ!。」「こんなに高く飛べるよ。」
ピョンピョンと跳ねて鬼ごっこをしたり、ゲームをして楽しんだりもできます。みんな、汗だくです。
「仮設住宅は部屋が狭いので、こうやって思いっきり体を動かせる場があるととてもうれしい。」「ロディヨガをした日は夜もぐっすり寝ていますよ。」「子どもたちの楽しそうな声を久々に聴きました。」と、保護者の方々からも嬉しい声が聴かれています。
少ないスペースでからだをいっぱい動かす『ロディヨガ』は遊び場の少ない子どもたちにとって、楽しみの1つになっています。
「難しいポーズもやってみたい。」「ね?これ出来る?」とテレビから得たヨガのポーズを上手に行って見せてくれる子どもも多くいます。
そのようなときは子どもたちの要望に応じたプログラムに切り替え行ったりしています。
「もっと、遊びたい。」「思いっきり体を動かしたい。」と話す子どもたちはたくさんいます。
SCJは、これからも『仮設子どもセンター』や仮設団地の中で子どもたちの遊び場・学びの場づくりを推進していきたいと考えています。
(報告/遠野事務所 藤原 和歌子)