東北地方太平洋沖地震【第7報】こどもひろば、続々開設。(2011.3.23)

東北地方太平洋沖地震発生直後より、緊急支援活動を行っているセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、23日、石巻市内に2か所、仙台市内に1か所、24日に石巻市内に1か所、「こどもひろば」を開設します。
 
本日オープンする「こどもひろば」が設置されている石巻市の鹿妻小学校(避難者総数1,100人、3月22日時点)は、当初、スタッフが「こどもひろば」の提案に伺った際には、全ての教室が避難場所として使用されており、子どもたちが遊べるスペースを確保することが難しい状況でした。そこで、スタッフは安全な屋外"中庭"に「こどもひろば」を開設することを提案。
 
昨日、スタッフ総出でご提供いただいた中庭スペースの清掃を行い、断熱マットを敷いてスペースを作りました。掃除には、避難所にいた子どもたちも掃除を手伝ってくれ、開設の告知ポスターまで手作りしてくれました。
子どもたちが手伝ってくれている写真は、活動レポートでご覧ください。
  
現在、宮城県内の計6か所で「こどもひろば」を開設、運営しています。()避難者人数
16日開設 仙台市若林区 七郷小学校 (700人)
18日開設 仙台市若林区 六郷小学校 (100人)
23日開設 石巻市鹿妻北 鹿妻小学校 (1,100人) 
        石巻市成田字小塚裏畑  石巻市河北総合センター(500)
       仙台市若林宮城野区 高砂中学校(700人)
24日開設 石巻市大街道南 大街道小学校(800人)
*避難者数は3月22日時点、子どもの人数は把握されていません。
  
3月24日は、被災地の多くの小中学校が修了式を控えていました。しかしながら、子どもたちの学校はいま、「避難所」として多くの人たちが生活をする場となっています。すでに、かなりの避難所で家に帰る人や親せきや知人の家を頼って避難所を去る人が増えていますが、完全に家を失い、移動のめどが立たず避難所である学校に残らざる得ない人たちもまだ多く残ります。
 
「こどもひろば」では、同じ体験をした同世代の友達と触れ合うことで、学校再開までに徐々に日常を取り戻すことも目的としています。ひろばであたらしいともだちができたり、次の日も会う約束をしたりと、「こどもひろば」で出会う子どもたちは明るく、楽しそうです。セーブ・ザ・チルドレンは子どもたちが少しでも震災前のような子どもらしい日々を送ることのできる手助けになればと願って、「こどもひろば」の拡大を目指しています。

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