セーブ・ザ・チルドレンは政府や市民団体と協力し、被災した子どもたちとその家族や支援が届きにくい移民の人々を対象に緊急支援を実施しています。３都市において食料と飲料水を配布しているほか、第一号となる「こどもひろば」をバンコク北部に開設し、子どもたちが友達と遊んだりお絵かきをしたりしながら、非日常の生活においても子どもらしくいられる場を提供しています。今後、アユタヤの避難所においてさらに「こどもひろば」を開設していきます。

被害状況は悪化の一途をたどっており、危険にさらされる子どもたちの数は80万人まで急増しています。洪水発生以来、既に300人の人々が命を落としており、中でも日常の生活を失った子どもたちへの影響が懸念されています。

被害が著しかったタイ中部のアユタヤの避難所で過ごすファームさん(7歳)は、「家に帰りたいけど、帰ることができないの。」と話しています。

セーブ・ザ・チルドレンはタイ社会開発・人間安全保障省とも協力し、子どもの保護が一層強化されるよう支援を展開中です。 

今もなお大規模な被害をもたらしているタイ洪水。セーブ・ザ・チルドレンは引き続き子どもの保護を最優先に緊急支援を実施していきます。１人でも多くの子どもたちに支援を届けられるよう、皆様の温かいご理解・ご支援をどうぞ宜しくお願いします。

※写真提供

1、3、4枚目：(c) Annie Bodmer-Roy/Save the Children

2枚目：(c) Apple Chaimontree/Save the Children

※アジアを含む世界中の子どもたちを支援する継続支援「SCサポート」にご協力ください。