【タイ洪水支援続報】ヘビ・ワニによる危険や病気が蔓延

タイでは過去50年の間で最悪と言われる規模の洪水が発生しています。未だ北部の大半では澱んだ水が残っており、80万人に上る子どもたちが直接被害を受けていると推定されています。

現在、洪水被災地では、洪水がもたらした水の中に潜むヘビやワニの数が増加しており、子どもたちが襲われる危険が心配されています。また、被災した人々の多くは、流水や清潔なトイレへのアクセスがなく、基本的な設備さえないため、不衛生な水を原因とする病気が蔓延することが懸念されています。

 

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バンコク北部 ドンムアン地域。

今回の大洪水では少なくても356名が犠牲になり、約250万人が被災している。     

浸水が続くアユタヤ、パトゥムターニー、ノンタブリに加え、最近では首都バンコクでも浸水が発生。バンコクに在住する人たちも事態の悪化を恐れて避難を開始しました。セーブ・ザ・チルドレンは洪水被害に対する緊急支援を行っており、既に約9,000人の人々に支援を届けています。セーブ・ザ・チルドレンのAnnie Bodmer-Royは、「水の中にはヘビやワニなどの危険な動物が潜んでいるという報告を聞いています。その水の中で毎日子どもたちは遊んだり、水浴したり、ぬかるんだ道を固めるために歩いたりしています。」と語り、子どもたちが危険にさらされていると訴えます。

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洪水をもたらした水で遊ぶ子ども

さらに、「もし、今のような不衛生な状態が続く場合、下痢や皮膚感染症などの伝染性の病気が広がる危険があります。」と語り、子どもたちが安全で健康的に過ごせる環境が必要だと話します。

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セーブ・ザ・チルドレンは、きれいな水で洗濯できる場所がない被災者の方々を対象に、仮設の洗濯設備を提供し、衛生用品を配布しています。

 

引き続き皆様の温かいご理解・ご支援を宜しくお願いします。

(c) Patrick Brown / Panos for Save the Children


※アジアを含む世界中の子どもたちを支援する継続支援「SCサポート」にご協力ください。



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