東北地方太平洋沖地震 【第5報】「こどもひろば」大盛況。思いっきり遊べるよ!(2011.03.18)
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、3月11日14時46分に東北・三陸沖で発生した地震東北地方太平洋沖地震と津波の被災地である、仙台市若林区に「こどもひろば」を開設し、子どもたちに安全に遊べる場所を提供しています。
SCJ最初の「こどもひろば」は、仙台市若林区七郷(しちごう)小学校(若林区荒井字堀添53-2)の図書スペースに設けられました。4歳~12歳の子どもたちが、クッションマットを敷きつめた床に寝そべったり、思い切り体を動かしたり、テーブルでお絵かきや折り紙、粘土をしたりして思い思いに過ごしています。同世代の子どもたちと遊んでいる子どもたちの姿は、地震前の日常と変わらないようにも見えます。しかしながら、中には疲れている様子の子どもや他の人と目を合わせない子どももいます。お絵描きでは、"海"の絵を描く子どもがいることにも気づきます。
【セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン「こどもひろば」第一号】
◆登録している子どもの人数: 40人(午前16人、午後24人)
◆担当しているスタッフ: 3名
(SCJスタッフ2+ボランティア1)
◆開設時間: 午前10:00〜11:30,午後14:00〜16:00
*3月18日 16時現在
子どもたちに折り紙を教えるSCJのスタッフ
?Jensen Walker/Getty Images for Save the Children
「こどもひろば」には、16日33人、17日延べ46人(午前22人、午後24人)、18日延べ40人(午前16人、午後24人)の子どもが集まりました。当初はSCJスタッフやボランティアがチラシを配ってまわりましたが、現在は避難所内にアナウンスをして「こどもひろば」の時間と場所をお知らせしています。連日大盛況で、毎日通ってくる子ども、友達を連れてくる子どもも増えてきました。
セーブ・ザ・チルドレンはこれまでの実績から、子どもたちが遊んだり、歌ったり、友達と会ったりすることを通じて、自己表現や意思表示ができる場として「こどもひろば」が有効であると考えます。
今後、活動のニーズと環境を慎重に調査しながら、避難所に「こどもひろば」を展開していく予定です。