サントリー 東北子ども応援プロジェクト(2011.06.15)

 

〜未来を担う子どもたちを支援し、東北の未来をつくる〜

子ども支援の国際NGO公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(理事長:上野昌也/理事・事務局長:渋谷弘延、以下SCJ)は、サントリーホールディングス株式会社より、東日本大震災で被災した子どもたちへの支援プロジェクトに対しご支援いただくことになりました。

「サントリー 東北子ども応援プロジェクト」は、サントリーホールディングス株式会社が発表した東日本大震災の被災地復興のための義損金として拠出予定の合計約40億円のうち、約15億円をSCJの被災地での子ども支援活動を通じて、長期的な視野に立った地域復興、活性化、および地域産業の再生などの支援に活用するものです。

1. 奨学金プログラム(約6億円)
未来の漁業の担い手の支援として、青森、岩手、宮城、福島県の水産高校および水産学科の被災生徒を対象に奨学金の給付を行います。年間合計500名に対して一人当たり最大36万円の返還義務のない奨学金を給付します。この奨学金プログラムは、2014年までの3年間継続して行う予定です。
 
 2.子どもの遊ぶ機会・場所の提供(約9億円)
被災地の子どもたちの健全な成長のためには、子どもらしくのびのびと遊ぶことがで
きる場所の確保が重要です。特に福島県の一部の地域では、放射能の影響により、
遊ぶ場所が限られている状況にあります。このため福島県を中心に、子どもたちが遊
ぶ機会や場所を提供します。

今回の大震災で東北地方の水産業における被害総額は8,952億円(農林水産省発表)と見込まれ、地域産業は甚大な打撃を受けましたが、地震直後から被災地で支援活動を行っているSCJは、子どもたちの力強さを信じ、本プロジェクトにより、未来を担う子どもたちが希望の持てる地域復興が実現されることを目指しています。

SCJは、従前より準備を進めていた国内災害対策に基づき、震災翌日に緊急チームを立ち上げ、震災発生5日後には宮城県仙台市に最初の「こどもひろば」を開設しました。国際子ども支援NGOとしてのグローバルな知見と専門性、ネットワークや機動力、さらに、2003年から実施している国内での子ども参加促進事業や子どもの貧困問題への取り組みの実績を活かし、被災地で活動しています。


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