セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長、ユニセフ主催公開パネルディスカッションに登壇(2011.07.22)
2011年6月29日、ユニセフ・アフガニスタン事務所代表 ピーター・クローリー氏、およびユニセフ・パキスタン事務所代表 ダン・ローマン氏が来日するにあたり、ユニセフ東京事務所主催で、国連大学ビルにて「アフガニスタン・パキスタンの子どもたちへの日本の人道支援」について公開パネルディスカッションを行いました。
会場に集まったパネリストたち:(写真奥、右から2人目はセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長 渋谷)
このパネルディスカッションでは、日本のこれまでのアフガニスタン・パキスタンへの支援はどういった成果を生み出したのか、今後の課題と日本が担うべき役割は何かなどを知見者や専門家をまじえてオープンに討論し、ユニセフを含む支援機関が同地域での支援活動をより効果的に展開していくための戦略と方向性について、忌憚なき意見を交わしました。
NHK解説委員の道傳愛子氏を迎えし、パネリストとして、ユニセフからクローリー氏、ローマン氏を初め、外務省、日本エネルギー経済研究所、共同通信、朝日新聞論説委員など、あらゆるセクターのアフガニスタン・パキスタンの専門家が列席しました。また、ファティミ・アフガニスタン大使にゲスト・スピーカーとしてご来場いただきました。
その中でセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長 渋谷 弘延がNGOの代表として参加しました。
ディスカッションを通して、渋谷はアフガニスタン・パキスタン国内の子どもたちの現状、両国で支援を行っていく上での課題について他のパネリストと討論すると共に、セーブ・ザ・チルドレンの両国で実施している活動について紹介しました。また、今後も教育、保健・衛生、生計支援、子どもの保護など、アフガニスタン・パキスタンの子どもに対する包括的な支援が必要とされている中、日本からの支援への期待が益々高まっていることを訴えると共に、セーブ・ザ・チルドレンとして今後もユニセフ、日本政府を中心に更なる協力体制を築き、国際NGOとして多様なニーズにきめ細かく対応していくことを強調しました。
パネリストたちと議論を交わすセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長 渋谷(右から2人目)
公開パネルディスカッション参加者(敬称略):
モデレーター: 道傳愛子(NHK解説委員)
ゲスト・スピーカー: ファティミ・アフガニスタン大使
パネリスト: 向賢一郎(外務省アフガニスタン支援室長)
真田正明(朝日新聞論説委員)
田中浩一郎(日本エネルギー経済研究所理事・中東研究センター長)
舟越美夏(共同通信メディアラボ)
渋谷弘延(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン理事・事務局長)
ピーター・クローリー(ユニセフ・アフガニスタン事務所代表)
ダン・ローマン(ユニセフ・パキスタン事務所代表)
写真提供:ユニセフ