四川大地震から1年半―障がいを抱える子どもたちをサポート(10.02.01)

四川省の子どもたちに大きな影響をもたらした四川大地震―。
多くの子どもたちが心身ともにダメージを受けました。
震災から1年半以上が経過した今も、その影響は子どもたちに根深く残っています。

四川省には、障がいを抱える子どもたちのために特別支援教育を提供する学校や、障がいを抱える子どもたちとそうではない子どもたちが共に勉強することができる統合教育のシステムが十分に整っているとはいえません。このような問題を受け、私たちセーブ・ザ・チルドレンでは、震災が原因で、生涯にわたり抱えていかなくてはならない障がいを負った子どもたちが、質の高い教育にアクセスできるよう支援活動を開始しました。

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2009年4月に実施した教員研修では、心のケアについてのワークショップを行いました。(写真)
今回の事業では、統合教育、特別支援教育に関わる教員の育成などを行っていきます。

<事業期間>
2009年12月1日〜2012年11月31日(3年事業)

<支援対象>
  • 障がいを抱える1,750人の子どもたち
  • 障がいを抱える子どもたちとともに勉強をする36,000人の子どもたち
  • 統合教育にかかわる大人(教員、政府関係者など)

<主な事業内容>
  • 統合教育やリハビリ施設に携わる教員・指導員の育成、配置
  • 障がいを抱える子どもたちが統合教育に参加できるよう支援
  • リソースセンター(リハビリ施設、統合教育資料、指導マニュアルなどを有する)の設置
  • 学校や保護者、コミュニティへの啓発活動
  • 子どもたち同士が互いに支え合えるよう、子どもたちによる支援グループの設立支援
  • 政府関係者への政策提言、政府関係者と子どもたちが直接対話できる機会の提供 など


事業の進捗・結果は年度ごとに本ホームページで行う予定です。





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