青海大地震 セーブ・ザ・チルドレン 衣料品の配布をスタート(10.06.15)

2010年4月14日に中国青海省をおそったマグニチュード7.1の大地震から約2か月―。

山間部に位置する被災地は、夜間になると、夏でも氷点下をくだる厳しい気候の地域です。
一方で、被災者は震災により持ち物を失い、寒さから身を守るための十分な衣料や暖房器具を持ち合わせていないのが現状です。

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 倒壊した建物に囲まれ生活する子どもたち

つい数週間前、被災地は、凍てつくような冷たい雨とひょうに見舞われました。さらに数ヵ月後には、氷点下20度を下まわる長い冬が到来します。現状のままでは、子どもたちに凍傷や低体温症といったさまざまな病を引き起こす恐れがあります。

これを受け、セーブ・ザ・チルドレンでは、最も被害が大きかった玉樹県において、子ども用の衣料品セットの配布を開始しました。衣料品セットには冬用コート、薄手のコート、靴下、靴が含まれます。

この配布は株式会社ファミリーマート様のご支援により行うもので、6月末までに1,300セット(うち300セットは5歳未満用)を配布する予定です。

セーブ・ザ・チルドレンは、これまでに食糧、水、毛布、衛生用品、生活用品を中心に、およそ2万5千人分に相当する支援を行っています。(これまでの支援の様子はこちらから→4月20日報告4月23日報告5月14日報告。)

報告:中国担当 今福

 

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