四川大地震 家から離れての避難生活(2009.01.15)

【中国・四川大地震】 
被災した子どもたちへの心理社会的ケア事業を開始しました


セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、2008年12月1日より、ジャパンプラットフォーム(JPF)の助成を受け、中国・四川大地震により被災した子どもたちへの支援事業を開始しました。

【支援内容】

イメージ:カメラに笑顔を向ける子どもたち地震の影響により、中国ではこれまでに約1万人の子どもたちが四川省を離れた土地での集団避難生活を余儀なくされています。

これらの子どもたちは、震災による直接的なストレスに加え、住み慣れた土地や親元を離れたことなどにより大きな精神的負担を強いられています。

SCJ では、いち早く四川省に帰還することが決定している「雲南省に避難した子どもたち」と、「子どもたちを取り巻く大人」を対象として、心理ケア専門家によるトレーニングやワークショップを実施する予定です。

これにより、子どもたちが心理的ダメージから回復し、四川省帰還後に一刻も早く社会に順応できるよう支援をしていきます。

なお、事業の開始にあたり、12月18日(木)に日本人スタッフ(志茂雅子)が現地入りしました。

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【現地から志茂スタッフより(2009年1月8日)】

イメージ:食事を摂る子どもたち中国事務所に赴任してから2週間、私が滞在している北京は連日零下10度を記録する寒さです。事業実施地である四川省安県は北京に比べると比較的温暖ですが、それでも山間部は夜は氷点下となってしまいます。

そのような中、つい昨日、雲南省に避難していた子どもたちが四川省に帰還をしました。私は現在、これから実施するトレーニングやワークショップの事前準備に取りかかっていますが、被災した子どもたちの心理的負担を少しでも軽減し、子どもたちが一刻も早く元の生活に復帰できるよう充実した内容にしたいと思っています。

がんばりますので、皆さまもどうぞ被災経験を乗り越えようとしている中国の子どもたちを応援してください。

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四川大地震発生後、8カ月が経過しようとしていますが、いまだ地震の影響を受け続けている子どもたちのためにSCJでは今後も支援活動に取り組んでいきます。



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