【11/8:セミナー報告】子どもの権利条約選択議定書を作ろう !(2010.11.15)
先日HPでご案内した、「子どもの権利条約」の3番目の選択議定書の策定へ向け、この「通報制度」に関する第2回オンライン公開セミナーが2010年11月8日に行われました。
ジュネーブと東京をつなぎインターネットを通じ、 世界中にリアルタイムで配信されたこのセミナー。
子どもの権利条約NGOグループのアニータさん(Ms. Anita Goh)から、1)これまでの経緯、2) 最新動向、3)選択議定書の議長草案に対するNGO共同意見書の議論のポイントについてわかりやすく解説していただきました。
その後、このセミナーに参加された大河原雅子議員・石橋通宏議員(日本キャンペーン賛同議員)より、12月6日よりジュネーブで開催される国連人権理事会作業部会の前に、与党内でこの通報制度に関する日本政府の対処方針を議論するための会合を開催する旨の力強い発言がありました。
国際人権条約としては初めて集団的通報(被害者を特定しないで、人権侵害状況を申し立てできる制度)を盛り込んだ、最も先進的かつ包括的な内容を持つ国連子どもの権利委員会に対する通報制度の選択議定書案。早ければ、来年中に国連総会で採択される見込みです。
引き続き、皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
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セーブ・ザ・チルドレンは、「国連子どもの権利委員会に個人が申し立てできる制度を作ろう!キャンペーン」の日本での事務局を務めています。今後も、キャンペーンの参加団体と連携し、日本政府とも協力しながら、この選択議定書がよりよいものになるよう、積極的に働きかけを行っていきます。