停戦を歓迎し、支援活動さらに拡大(2009.01.21)

【ガザ人道危機緊急支援】 
セーブ・ザ・チルドレンは停戦を歓迎し、支援活動を拡大します


イメージ:母子セーブ・ザ・チルドレン(SC)は、この日曜のすべての当事者による停戦を受け、支援を必要としている子どもやその家族に物資を配布できるよう、ガザ地区内で活動をしています。すでに、100個の乳幼児支援キット、700個の衛生管理セット、そして1,400個以上のおむつをトラックでガザ地区内に移送しました。
ガザの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のシェルターに避難する家族やガザ地区の病院にSCのスタッフ及び現地パートナー団体が必要品の配布を開始しています。

SC は、すべての当事者による停戦表明を歓迎し、停戦が守られることで恒久的な平和への道が開かれガザ地区及びイスラエルのすべての子どもたちに利益がもたらされることを願っています。さらに、SCは人道援助団体が非常に困難な状況にあるガザの人々に対して支援物資を配布できるよう、持続的な人道的アクセスを求めます。

【セーブ・ザ・チルドレン30,000人以上の子どもと家族をすでに支援】
イメージ:母子さらに追加で、東ガザ市の4,000人に対して食糧、おむつ、乳幼児用キット(毛布、洋服、おむつなど)および衛生管理キット(セッケン、洗剤、トイレットペーパーなど)の配布を行いました。

今後は、SCはシェルターに避難している家族に対して防寒用のプラスチック製カーペット(寝具用マットレスと冷たい床に敷くため)、ボトル飲料水、洋服、食糧などを配布する予定です。

現地からの報告によると、3,000人以上の女性が出産していますが、多くの場合、基本的な必需品も医療サポートも得られない状態です。さらに、この事態で甚大な精神的ダメージを受けている子どもたちに対する社会心理的サポートが完全に欠如している状態です。

【子どもたちの日常の状態への復帰を支援】
イメージ:救援物資と大人、子どもたち当面の支援の焦点は支援物資を必要とする子どもたちやその家族に配布することです。しかし、3週間の紛争の結果もたらされた精神的ダメージに対応するためには一層の支援が必要です。

子どもたちの精神的トラウマへの一番の対処法は、日常的な感覚を取り戻させることです。つまり、夜は一晩中眠り、日中は学校へ行ったり友達と遊んだりという通常の生活へ戻ることが何よりも重要です。SCでは、過去の紛争・災害の支援経験から、子どものトラウマケアの十分なノウハウがあります。まずは、子どもたちが安全に過ごせる場所の設置に取り組んでいきます。

また、今回の停戦によってガザ地区における人や物の移動が頻繁になることが予想されます。その中で懸念されるのは、不発弾や爆発戦争残存物による被害です。SCは、これらの危険物についての人々の意識と認識を高めるための情報を提供するなど、この問題についても対応していきます。


セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、ガザでの緊急支援を継続するため、
日本の皆様に募金を呼びかけています。

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救援物資を仕分けする大人たち【例えば】
5,000円で
7人に対する2週間分の食糧支援(砂糖、米、食料油、豆などの食糧セット)ができます。

10,000円で
衛生管理キット(石鹸、タオル、ボトル飲料水、おむつなど)の購入と配布ができます。

12,000円で
乳幼児用キット(おむつ、毛布、毛製の帽子、低刺激性石ケン)の購入と配布ができます。

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