ハイチ地震 1日も早く学校に行きたい! (2010.02.05)
ハイチで地震が起こってから、3週間以上経ちました。皆さまからの温かい多くのご支援をいただきながら、セーブ・ザ・チルドレンは被災地の子どもたちとその家族の支援活動を続行しています。
今週、セーブ・ザ・チルドレンは、WFP(国連世界食糧計画)と共同で、2日間にわたりポルトープランス近郊において約30,000人に食糧を配布しました。たくさんの子どもたちとその家族が、わずかな食糧でこれまでの3週間を過ごしています。この先2週間かけて、285,000人の子どもたちとその家族に支援を届ける予定です。
今週月曜日、かすかな希望の光が見えました。地震の被害を受けていない地域でいくつかの学校が再開されたのです。未だ、震災で亡くなった子どもたちや教員の数は把握できておらず、郊外の農村地域へ移住してしまった人もいます。セーブ・ザ・チルドレンは、教育省を含む他団体と協働し、被害を受けた学校の正確な数と、地域に残っている子どもたちと教員の数を早急に調査して、学校再開に向けて支援を行います。
ハイチ政府によると、震災にあった地域のいくつかの学校は、早ければ3月に再開の予定です。地震の起こる前、ハイチには学校へ行っていない子どもたちが70万人いました。できるだけ早く震災から立ち直るためにも、学校は重要です。
なによりも子どもたちが、1日も早く学校へ行くことを望んでいます。
"学校へ行きたい。きちんと勉強して生活を変えたいの"
アンドリーズ(9歳) (C)Colin Crowley/ Save the Children
彼女の通っていた学校は、地震で倒壊しました。アンドリーズは地震で家を失い、現在、母親とともに仮設キャンプで生活をしています。セーブ・ザ・チルドレンは、彼女のような子どもたちをはじめ、困難な避難生活を強いられている家族に、生活用品キットの配布、シャワーや仮設トイレの設置、医薬品の支給をしています。
セーブ・ザ・チルドレンは、5カ年計画でハイチ復興支援活動を展開します。子ども47万人を含む80万人のハイチの人々に支援を届けることを目標に、ハイチが地震の前よりもよりよい国になるために、そして子どもたちの未来のために、長期的支援を行っていきます。
【ハイチ地震緊急支援の活動へのご寄付受け終了のお知らせ】
ハイチ地震緊急支援募金は、ご寄付の受付を終了いたしました。
皆さまからのご支援まことにありがとうございました。