ハイチ 大地震から1年 〜映像で支援活動の現状をお伝えします〜(2011.01.12)

「ハイチ支援は短距離走ではなく、マラソンなのです。トライアスロンと言っても良いかもしれません。」 (セーブ・ザ・チルドレン ハイチ国代表Gary Shaye)

2010年1月12日(日本時間13日)にハイチで大地震が発生してから、今日で1年が経過しました。皆様からのご協力により、セーブ・ザ・チルドレンはこれまでに約87万人の人々(うち、50万人は子ども)に支援を届けることができました。皆様のご支援に心から感謝申し上げるとともに、被災1年を迎えたハイチの様子を映像でご報告いたします。

〜ビデオ〜
1年間の活動をビデオにまとめました。支援活動、被害の状況、キャンプ、子どもたちなど、ハイチの様子をぜひ映像でご覧ください。 

〜子どもたちの今〜
ハイチは、地震前から低い就学率や、5歳未満の子どもの高い死亡率という課題を抱えていました。地震のような災害時に最も弱い立場に置かれるのも、その子どもたちです。セーブ・ザ・チルドレンは、子ども特有の問題やニーズに対応するため、地震発生直後より、活動を開始しました。

地震から1年。多くの子どもたちが学校に戻ってきています。キャンプの住民はきれいな水を手に入れることができるようになり、妊産婦は医者や助産婦から診察や指導を受けることができるようになりました。しかし、まだ100万人以上がキャンプで生活しており、生活を立て直すための収入を得る手段も不足しています。2010年10月にはコレラが発生・蔓延し、11月には大型のハリケーンとそれによる洪水がハイチを襲うなど、復興途上のハイチは大きな打撃を受けました。

ハイチの人々と政府が中心となって復興を進めることができるよう国際社会は支援を続けていますが、まだまだ十分ではありません。地震から立ち直るだけでなく、教育や保健サービスを受けたり、安心して遊んだり学んだりできるような、子どもたちにとって「より良いハイチ」となることを目指して、セーブ・ザ・チルドレンはこれからも活動を続けます。

〜活動実績〜
セーブ・ザ・チルドレンの1年間の活動実績の詳細やアンドリーズ(10歳・女の子)のお話はこちらから

 


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