事業の概要
現在、急激な経済発展を遂げ、教育や社会保護の政策に進展がみられるインドですが、教育の質の低さや児童労働問題など、子どもの権利の実現への課題はまだまだたくさんあります。セーブ・ザ・チルドレンは、2011年5月から、株式会社リコーと協働で、インドのアンドラ・プラデーシュ州において教育事業を開始しました。コミュニティや子どもたち自身が有する権利や義務を理解し、子どもたちの学習環境が改善されるよう、活動を展開しています。
支援地の地図
<教育>
全ての子どもに教育を
【支援地】
アンドラ・プラデーシュ州のメダック県ハスヌーラ郡
【子どもへの効果】
子どもの権利や教育に関する情報格差をなくし、教育関係者のネットワークを構築し、そして、学習環境の改善をすることで、全ての子どもたちが質の高い教育を受けられるようになる。
【活動】
株式会社リコーから寄贈される10台のデジタル印刷機を、児童センター、学校、教育局事務所などに設置。デジタル印刷機を活用するためにモニタリング委員会を設立し、活用能力強化研修を実施。教育の権利法に基づき、各ステークホルダーの役割を周知させる。権利法履行のための能力強化研修、モニタリング体制を確立する。地域・学校において、子どもの保護体制を確立する。子どもの権利や保護の現状分析を行い、それに基いた政策提言を実施する。
インドの子ども
(1)子どもの人口(18歳未満、2009):447,401,000人(人口全体に占める割合は37%)
(2)子どもの人口(5歳未満、2009):126,114,000人
(3)5歳未満の死亡率(1,000人あたり、2009):66人
(4)小学校の純就学率(2005-2009):90%
出典:UNICEF The State of the World's Children 2011(1,2,3)およびUNICEF Childinfo Monitoring the Situation of Children and Women(4)