スマトラ沖地震現地レポート(2005.01.06)
【アジアの子どもたちのために】
〜スマトラ沖地震・インド洋津波
セーブ・ザ・チルドレン緊急支援活動概況(1/6)〜
【セーブ・ザ・チルドレンの活動】
甚大な被害を受けたスリランカ、インドネシア、インドをはじめとした被災国でセーブ・ザ・チルドレンは被災者である多くの子どもたちそしてその家族への援助を下記3つの指針のもと、地震直後から行っている。
- 食糧、シェルター、水、ノンフードアイテム(クッキング用品)、衛生用品、テント、衣類などの配布
- 家族と生き別れた子どもとの再会支援
- 伝染病や略奪などさらなる被害からの子どもの保護
【最新の状況】
国連によると、スマトラ沖地震と津波の犠牲総数が15万人を上まわったことが明らかになった。インドネシアのスマトラ島は最初の大規模な地震の震源地に最も近く、7万9千人以上の死亡が確認されている。今回の地震と津波は前代未聞の人的災害を起こし、インド洋に接する12カ国に影響を与えた。
その被災国はインドネシア、スリランカ、インド、タイ、ミャンマー、モルディブ、マレーシア、ソマリア、ケニア、タンザニア、セイシェル、バングラデシュである。全体の被害状況は依然不明な部分が多く、国際救援活動が進むにつれて、報告される死亡者数は日々上昇を続けている。WHOは疫病の発生が死者数を倍増させる恐れがあると警告している。各地で数十万に及ぶ人々が全てを失った。5百万人ともみられる人々が食糧、基礎的医療品、安全な水とシェルターを緊急に必要としている。
ユニセフ(UNICEF)によると、約150万人の子どもたちがこの災害によって影響を受けている。多くの子どもたちがパニック状態のうちに家族と離れて、生き残った。多くの子どもたちとその家族が家をなくし、何の保護もなく屋外で生活している。水の供給機器が破壊されたり、汚染されたりしたために、マラリア、コレラ、下痢、赤痢、はしか、急性呼吸器病を含む疾病や疫病の危険が増している。瓦礫に横たわる多数の未埋葬の遺体が状況を悪化させている。
現地情報
→ スリランカ
→ インドネシア
→ ミャンマー
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