【活動レポート】現地スタッフの声(2011.04.06)
今日のこどもひろばの様子。場所は19番目に開設された岩手県山田町の保育園。
パズル遊びで男の子に独り占めにされたのは、「はーるー」の名前で親しまれる中村 悠スタッフ(なかむらはるか/24歳)。現在、岩手県宮古市を拠点に、3か所の「こどもひろば」を運営・監修するスーパーバイザー(運営責任者)です。
ふだんは大阪の方で、日本の子どもの貧困問題に取り組むSOAP(*)のインターンとして、SCJの活動にたずさわってくれていますが、今回の大震災が起きたとき、「何とかしたい」と思いながらも何もできない自分にもどかしさを感じていたそうです。
その時、SCJ が被災地に「こどもひろば」を立ち上げたことを知り、今回スタッフの一員として、子どもたちへの支援にたずさわってくれることになりました。インターンとしての経験と実績をもとに、「こどもひろば」開設のための調査への同行、避難所とのより良い関係の構築、「こどもひろば」の環境をよくするための働きかけなど、大活躍です。
日々子どもたちと接して、彼ら・彼女たちの変化を敏感に受け止めている中村スタッフ。難しさや悩みにも直面していますが、先日とても嬉しいことがあったそうです:
「この前、子どもたちから手紙をもらったんです!彼らは、自分たちが大変な時なのに、これからも元気でがんばって!と、私を励ましてくれるんですよ。これからも、子どもたちのためにまだまだ頑張るつもりです」
私たちセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンも、中村スタッフのような経験ある人の力を得ながら、子どもの支援を頑張っていきます。
※このブログは、4/8、4/11に加筆修正させていただきました。ご了承ください。
(*)SOAPは、日本の子どもの貧困問題に取り組む"Speaking Out Against Poverty〜夢や希望をうばわれないために〜"の略です。くわしくはコチラをご覧ください。
写真提供:Save the Children Japan