子どもたちの"力作"です。(2011.05.26)
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ある日のこどもひろばの様子をお伝えします。
岩手県陸前高田市にあるこどもひろばでは子どもたちの提案でみんなで折り紙をしました。
SCJスタッフも子どもたちから折り方を教わり、サカナやカニを折りました。
みんなでたくさん折ったので、海に見立てた模造紙に、折ったサカナやカニたちを貼り付けていきました。
折り紙を貼り付けた島、住民やヤシの木も加わって、とてもにぎやかな"海"が出来上がりました。
それでも、子どもたちの手は止まりません。
今度は折り紙でネコを折り、切り絵でクマを作り、新しい模造紙にペタペタと貼っていきます。あっという間に、楽しそうな動物達の"森"が出来上がりました。
完成した二枚の作品をみんなで見ていると、こどもひろばに参加している男の子が一言
「避難所にいるみんなにも見せて、壁に貼り付けたい」。
それからみんなで大移動。
避難所である体育館に行き、大人の方々に子ども達の力作を見せた後、さぁ貼ろうとした時に、また子どもたちから一言、「みんなに向けたメッセージが書きたい」。
そして、模造紙の空いているスペースに子どもたちからみんなに向けた"声"を書き足しました。
「がんば!」
「なにがあってもわらおうね!」
避難所の方に許可を取り、子ども達と一緒に作品とメッセージを掲示しました。
折り紙を通して、自分たちを表現した子どもたち。
その"声"は、掲示された模造紙を通してみんなに伝わり、広がっています。
今後もセーブ・ザ・チルドレンではそうした"声"をサポートしていきます。
写真撮影:Save the Children Japan