被災地のサッカー少年 ブラジルへ行く <前篇>(2011.08.11)
2014年ワールドカップブラジル大会へ向けたイベントの一環として、ソニーが東日本大震災への復興支援のために開催するチャリティイベントに、被災地のサッカー少年たちが招待されました。
これは、東日本大震災の支援のためにソニーとセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが協働で立ち上げたプロジェクト「RESTART JAPAN」のプログラムのひとつとして実現したものです。サッカーを通して一流選手やブラジルの子どもたちと触れ合うことで、これからの復興に情熱と信じる力、未来への希望を被災地に届けたいとの思いから、岩手県釜石市のサッカーチームの小学生が選ばれ、イベントの開催地であるブラジル・リオデジャネイロに向かいました。
出発前、サッカー少年たちは「ブラジル・サッカーの戦術、技術を学んできたいです!」「被災してサッカーができなくなってしまった人たちの分も思い切りサッカーをしてきます!」「サッカーでブラジルの人たちと交流したいです」と、意気込みを語っていました。
7月26日 釜石駅出発
7月28日 リオ デジャネイロ到着 日本領事館レセプション出席
7月29日 午前 地元のサッカークラブの子どもたちと親善練習
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クラブのカフェテリアでみんなと一緒にランチ
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「シュートがすごく力強かったよ」「将来の夢はプロのサッカー選手になること!」など、大好きなサッカーを通じて、日本語とポルトガル語の壁など気にならないかのように、子どもたちはすぐに打ち解けていました。
少年4人は、リオデジャネイロの印象を聞かれると「カーニバルとサッカー。お料理が美味しい」、「サッカーコートがいたるところあって、ビーチでもみんなサッカーをしている。それに、こっちのゴールは日本のより幅が広いように感じる」と答えました。「その通り。ゴールが入りやすくできてるんだよ」と大人が言うと「でも得点されやすいのはいやだな」と真剣に返答していました。
7月29日 午後 明日の本番に向けてリハーサル
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元ブラジル代表選手サンパイオ氏と元日本代表選手前園氏と対面。
観客のいないスタジアムでリハーサル
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さて、明日の本番はどうなるのでしょうか。ドキドキ
<後篇につづく>
夕暮れのコパカバーナビーチ