子どもたちに聞きました。2 「自分たちで遊び場をつくりたい!」(2011.09.02)
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)の活動のひとつ、Hear Our Voice 2では、「まちづくり」について聞き取り調査をしています。
今までの調査で、多く聞くのは「遊び場がほしい」ということです。小、中、高校生、どの回でも、子どもや付き添いの大人の方から遊び場の話がでてきます。公園や学校に仮設住宅が建ち、遊べる場所が少なくなっているのです。
子どもたちに「どんな遊び場がほしい?」と聞くと、公園や遊園地が多くあがりますが、他にはこんな意見もありました。
「単なる広場がほしいよね。」(高3・女子)
「でっかい図書館!たくさん種類があったほうが、見て、あ、これ面白そうって感じで、選べる。」(小6・男子)
「スポーツできる、広い、公園とはちょっと違った場所とかスポーツセンターとか。」(小5・男子)
ある小学5・6年生の回では、遊び場についてとても盛り上がりました。
「えーっとねぇ...基地!」
「自然の...すげぇ長い草の中に、ちょっと道があって、そこサーって行くと、すげぇ長い葉っぱで、こう結んで」
「あー、20世紀少年!」
「古いテレビとか持ってきて」
「ラジオとか、漫画とか」
「木でできた、高めの、あんなやつでもいいよね」
(調査員)「秘密基地とか、作ったりしないの?」
「作りたいんだけど、場所がない」
(調査員)「じゃぁ、秘密基地を作れるような場所が欲しいってことなんだね」
「自分たちで作りたいから」
・・・中略・・・
(調査員)「公園増やすのにどうしたらいいかな?たとえば、誰かに言うとか」
「自分たちで作る」
「なんか、子どもとかで作ったほうが考えるかも」
「木とかで作ってなんかよく」
「設計とかも子どもで考えたほうが、楽しいことも」
「そうすっと、秘密の通路とかも作れるし」
「あらかじめ穴を掘ってそれを開けると...って感じ」
「実はマンホールじゃないよとか」
「すげぇ、夢のような話。超でっかいビッグな家。そして隠し通路がある」
「屋根裏部屋とか」
「紐を引くとタライがばーん」
子どもたちの考える遊び場、考えただけでわくわくします。「大人になったらこのまちのために何がしたい?何を作りたい?」と聞くと、即答で「遊ぶところ!」と答えてくれました。