「おもしろかった!」「楽しかった!!」トイレの使い方Workshop (2011.06.06)
先日、"こどもにやさしい"仮設トイレを設置した、陸前高田市の米崎小学校の1年生25名と2年生27名の子ども達と一緒に、「トイレの使い方Workshop」を行いました(仮設トイレ設置については5月20日のブログをご覧ください)。 事前に校長先生や、保健の先生とじっくり話し合い、物資を受け取るだけではなく、どんな人たちが、なぜ仮設トイレを届けてくれたのか? ということ、自分たちと、友達みんなが気持ちよく使えるトイレとはどういうトイレか、そして、トイレに行くことの大切さを伝えることを目的として行いました。
それでは、2年生のワークショップの様子をご覧ください!
教室に一歩はいると、子どもたちの元気な声が飛んできました。
はじめに、手作りの紙芝居を見せながら、私達セーブザチルドレンの紹介。
セーブのロゴを子どもたちに見せて、「これ何に見える?」と聞くと、「こどもひろばのマーク!」との声が上がります! 「これはね、子どもが万歳をしているマークなんだよ。私たちセーブザチルドレンは世界中の子ども達が元気に暮らせるように活動している団体なんだよ」 そして、スタッフの「よっしー」が小学生になり登場です! 一時間目の国語の時間におなかが痛くなるよっしー。手を挙げて「先生、トイレに行っていいですか?」と、担任の先生にトイレに行きたいことを伝えます。
トイレに行ったよっしー。立ち位置が後ろすぎ、ズボンもおろしすぎ、そしてうんちをトイレの外にしていまいます。子どもたちもみんなびっくりです! そこで、子どもたちに「よっしー、何が間違ったか教えてくれる?どうすればよかったのかな?」と聞くと、 元気よくたくさんの手が挙がり、「立つ位置がもっと前」「トイレに行くときは、ズボンをまくる」「トイレットぺーパーはたくさん取らない」「ウンチは掃除する」と教えてくれました!
そこで、みんなで気持ちいいトイレの使い方を確認します。
そして、つぎは一人ずつ実際にやってみます!
練習時は各自声を出しながら、トイレに立つときは「いっぽまえ」、ズボンは「ひざまでおろす」、トイレットペーパーは「てんせんふたつ目できって、たたんで、たたむ」。そして、お尻を拭くときは「前から後ろ」、「流して」、最後に「手を洗う」。
みんなで楽しく気持ちのいいトイレの使い方を学べました!
後日、保健の先生から「子どもたちが、前からうしろに拭くなど、教えてくれたこと覚えていたよ。」そして、子どもたちからは「楽しかった!」「おもしろかったよ!」との声をもらいました。 また、同校校長先生より、「他の学校へもこのような形での支援があることも伝えていってください。楽しいワークショップをありがとう。」という温かいメッセージもいただきました。
私たちスタッフも、このような機会を与えてくださった校長先生を始め学校の先生たちに大変感謝しています。これからも、子どもたちが元気になれる支援を続けていきたいと思います。
写真提供 Save the Children Japan