ポジティブ・ディシプリン

イメージ:親子ポジティブ・ディシプリンは、2007年に子ども支援専門の国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレンが、児童臨床心理学者のジョーン・E・デュラント博士と共に開発した養育者支援プログラムです。
ポジティブ・ディシプリンは、罰に代わる、子育てへの取り組み方を提案するプログラムです。

「このような時にはこうすればよい」というハウ・ツーとは異なり養育者自らが、子どもに教えるより良いアプローチを見出すための「考え方」を提案しています。

ポジティブ・ディシプリンでは、効果的な子育てに必要とされる、以下の4原則を通して、子どもたちへ教えるアプローチを考えます。
  1. 長期的な目標を決めること
  2. 温かさを与え、枠組みを示すこと
  3. 子どもの考え方・感じ方を理解すること
  4. 課題を解決すること

日本国内では、養育者を支援するプログラムには数多くの実践がありますが、ポジティブ・ディシプリンの特徴は以下です。

  1. 1. 養育者による懲罰的な子育てをなくすことを目的としている
  2. 2. 0歳から18歳までの子どもを育てる養育者を対象としている
  3. 3. 養育困難や虐待リスクのある養育者のためでなく、子どもの養育を担うすべての人のために開発されている
  4. 4. 標準化されたプログラムを実施することにより、各国で実施されるプログラムの効果を測定し、その結果をプログラムの実施の改善へ活用している

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、2009年から日本国内で「ポジティブ・ディシプリン」を普及してきました。2019年4月以降は、ポジティブ・ディシプリンのファシリテーター養成およびプログラム実施を、以下の外部の連携/協力団体へ移管しており、このパートナーシップを通じ、子どもに対する罰のない社会づくりを目指しています。
現在、ポジティブ・ディシプリンに関するお問い合わせは、「 NPO法人きづく /ポジティブ・ディシプリン日本事務局」でお受けしております。

NPO法人きづく /ポジティブ・ディシプリン日本事務局
団体HP: www.kidzuku.org
問い合わせ先:info@kidzuku.org

 

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