ヨルダンで活動開始(2008.01.15)
【セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン ヨルダンで活動開始】
〜ヨルダンに到着!高松スタッフからの現地報告〜
【四季のある砂漠の国】
ヨルダン国土に占める砂漠の割合は高いのですが、砂漠というよりは岩肌がそのまま露出した大地に短い草が点々と生える荒野が広がっています。首都アンマンでも羊やヤギが放牧され短い草を食べている姿が見られます。
〜ヨルダンに到着!高松スタッフからの現地報告〜
【四季のある砂漠の国】
ヨルダン国土に占める砂漠の割合は高いのですが、砂漠というよりは岩肌がそのまま露出した大地に短い草が点々と生える荒野が広がっています。首都アンマンでも羊やヤギが放牧され短い草を食べている姿が見られます。
ヨルダンには日本とほぼ同じ周期で移り変わる四季があり、乾いた大地に色とりどりの花が広がる春は人にとっても動物にとっても待ち遠しい季節となります。冬真っ只中の今は冷たい雨が降り寒さが一段と厳しく、今週は雪が降るといわれています。
【日本人駐在員がつなぐコミュニティーの輪】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの事業では、ヨルダン国内で避難生活を送るイラク人の幼児教育をサポートしていますが、活動では常にヨルダンとイラクの二つのコミュニティーをつなぐことを念頭においています。
イラク人幼児を対象とすることで、逆にイラク人がコミュニティーで目立ってしまう結果ヨルダン人との断絶が起きてしまうようなことがないように気をつけています。
そこで、意外にも、このプロジェクトがジャパン・プラットフォームの支援を受け、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのスタッフが実施していることが大きな貢献となっています。
中東では様々な歴史と政治の流れの中で、特定の国・民族の出身者や宗教グループには強い先入観やイメージがついていることが多々ありますが、日本は中東で非常に良いイメージをもたれています。私たち日本人スタッフがコミュニティーに出向いてプロジェクトの趣旨を直接伝えることで、イラク人、ヨルダン人、パレスチナ人、または様々な宗教・政治的背景を持つ人たちに、先入観なしに協力を取り付けることが可能となり、意外なところで日本が異なるコミュニティーの輪をつなぐ役割を担うことができています。これはうれしい発見でした。
【イラク人とのコミュニケーション】
プロジェクトを実施する中、イラクの人々は非常に誇り高き人々だなと感じることがあります。例えば、日本人スタッフと接する際にはボランティアの人々や幼児の親たちは、できる限りのおしゃれをしてきます。避難生活では困難があるにもかかわらず、服装や身なりにはそれを出そうとしません。
また、こちらでは国連などの支援により、食糧や毛布の配給も始まっていますが、担当官の話によれば食糧や毛布の質の管理をしっかりしないと物によっては必要でも受け取らず我慢してしまうことがあると聞いています。イラクは中東の中でも文化・政治の質の高さを誇り、中東のほかの国々から尊敬を集めていたといわれています。そのような誇り高き人々の誇りを傷つけないように、活動にも配慮を欠かさず実施していきたいと思います。
【今後の課題:物価の高騰】
中東のイメージに石油がありますが、ヨルダンは石油の産出がないため、人々は常に燃料問題に悩んでいます。数年前までは石油の供給源としてイラクが頼りだったのですが、イラク情勢が不安定になり問題は複雑になりました。
特にこの冬は石油価格が高騰し、物価全体が上がっており、教育費についても上昇が見込まれています。避難家族にとっては、物価や教育費の高騰が大きな経済負担となるため、幼児教育の重要性を説明していくことはチャレンジではありますが、生活上の困難を同胞として理解するイラク人ボランティアたちと協力しながら、イラク人幼児が地元幼稚園へ入園できるようサポートをしていきます。
【日本人駐在員がつなぐコミュニティーの輪】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの事業では、ヨルダン国内で避難生活を送るイラク人の幼児教育をサポートしていますが、活動では常にヨルダンとイラクの二つのコミュニティーをつなぐことを念頭においています。
イラク人幼児を対象とすることで、逆にイラク人がコミュニティーで目立ってしまう結果ヨルダン人との断絶が起きてしまうようなことがないように気をつけています。
そこで、意外にも、このプロジェクトがジャパン・プラットフォームの支援を受け、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのスタッフが実施していることが大きな貢献となっています。
中東では様々な歴史と政治の流れの中で、特定の国・民族の出身者や宗教グループには強い先入観やイメージがついていることが多々ありますが、日本は中東で非常に良いイメージをもたれています。私たち日本人スタッフがコミュニティーに出向いてプロジェクトの趣旨を直接伝えることで、イラク人、ヨルダン人、パレスチナ人、または様々な宗教・政治的背景を持つ人たちに、先入観なしに協力を取り付けることが可能となり、意外なところで日本が異なるコミュニティーの輪をつなぐ役割を担うことができています。これはうれしい発見でした。
【イラク人とのコミュニケーション】
プロジェクトを実施する中、イラクの人々は非常に誇り高き人々だなと感じることがあります。例えば、日本人スタッフと接する際にはボランティアの人々や幼児の親たちは、できる限りのおしゃれをしてきます。避難生活では困難があるにもかかわらず、服装や身なりにはそれを出そうとしません。
また、こちらでは国連などの支援により、食糧や毛布の配給も始まっていますが、担当官の話によれば食糧や毛布の質の管理をしっかりしないと物によっては必要でも受け取らず我慢してしまうことがあると聞いています。イラクは中東の中でも文化・政治の質の高さを誇り、中東のほかの国々から尊敬を集めていたといわれています。そのような誇り高き人々の誇りを傷つけないように、活動にも配慮を欠かさず実施していきたいと思います。
【今後の課題:物価の高騰】
中東のイメージに石油がありますが、ヨルダンは石油の産出がないため、人々は常に燃料問題に悩んでいます。数年前までは石油の供給源としてイラクが頼りだったのですが、イラク情勢が不安定になり問題は複雑になりました。
特にこの冬は石油価格が高騰し、物価全体が上がっており、教育費についても上昇が見込まれています。避難家族にとっては、物価や教育費の高騰が大きな経済負担となるため、幼児教育の重要性を説明していくことはチャレンジではありますが、生活上の困難を同胞として理解するイラク人ボランティアたちと協力しながら、イラク人幼児が地元幼稚園へ入園できるようサポートをしていきます。