モンゴルのスタッフを動物にたとえたなら...(2010.11.1)

みなさん、はじめまして。モンゴル駐在の柴田貴子です。11月からモンゴルのブログでは、新シリーズとして、モンゴル事務所で働く各スタッフからのメッセージをお届けしていきます!第1回は、私、柴田が担当します。

 私は、今年のはじめにモンゴルへ移り住み、4月からセーブ・ザ・チルドレン事務所に仲間入りしました。モンゴルに来る前は、スリランカとフィリピンに合計17年間住んでいたため、気温30℃の国から氷点下30℃の国への移民。どうなることかと心配していましたが、いまは改めて「人の自然に適応する柔軟性」を実感しています。

《 ↓ 笑顔で話し合うスタッフたち (2010.10.11) 》

  笑顔で話し合うスタッフたち極寒の国モンゴルで、私の一番の気づきは、モンゴル人の「まじめさと行動力」。ありとキリギリスではないですが、支援活動においてもスタッフたちは「夏の間にやっておかなくっちゃ!」と、事業をどんどん進めていきます。

つい最近のこと。私たちは、首都ウランバートルの先生と、首都から東へ飛行機で約1時間のドルノド県の先生が、互いの学校の取り組みを学びあう交流会を企画していました。ところが、この大きなイベントの直前、口蹄疫問題がモンゴルでも発生!国から移動制限の通達が出され、大慌て!でも、チームは長い冬の到来を前に、「イベントの延期はできない」とすぐに判断。移動手段や参加者数を調整し、無事にイベントの実施にこぎつけました。彼女たちのその的確な判断力と迅速な行動力は、本当にすばらしいものでした!

そんな彼女たちも、これからブログにメッセージを寄せてくれますので、ぜひご期待ください。

ちなみに交流会はというと、ドルノドの先生たちが、ウランバートルの学校の活発な実践に驚くのでは?と想像していたのですが、実際は逆!「こんな田舎の何もないところで、保護者や子どもたちが活発に参加して、こんなに民主的に学校運営を変えていけるんだねぇ...」と、むしろウランバートルの先生たちが感銘を受けていらっしゃいました。

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広がる草原とゲルの風景ここでご紹介した事業は、モンゴルトップページでご紹介している「子どもの権利実現のための、暴力のない公平な教育環境の推進教育」事業です。

 

 

 

《首都から車ですこし走れば広がる草原とゲルの風景。今年も長く厳しい冬が始まります。 (2010.10.9) ↑ 》

 

 


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