サイクロン災害 支援活動さらに拡大(2008.05.12)
【ミャンマー サイクロン緊急支援活動】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさらに活動拡大
【ヤンゴン、エヤワディ管区10,000世帯を支援】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、5月9日(金)、ジャパンプラットフォーム(JPF)の助成を受け、ミャンマー南部を直撃した大型サイクロン「ナルギス」の被災者への緊急援助活動をさらに拡大することを決定しました。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさらに活動拡大
【ヤンゴン、エヤワディ管区10,000世帯を支援】
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、5月9日(金)、ジャパンプラットフォーム(JPF)の助成を受け、ミャンマー南部を直撃した大型サイクロン「ナルギス」の被災者への緊急援助活動をさらに拡大することを決定しました。
<活動内容>
- 対象地:ヤンゴン管区及びエヤワディ管区を主に、被災地の状況に応じて拡大予定。
- 内容:10,000被災家庭に食料、浄水タブレット、プラスチックシート、調理器具、経口補水塩などの緊急物資の配布。
<日本の支援による活動拡大>
今回の助成により、日本の支援が日本人を通して確実にミャンマーの被災者に届けられます。SCJは2001年よりヤンゴンに現地駐在員を配置し、今回の被災地を含むミャンマー国内で事業を実施しており、現地政府及び地元住民との間に良好な関係を築いているため、効率的かつ迅速に事業を実施することができます。
既にセーブ・ザ・チルドレン(以下SC)は、災害直後からヤンゴン郊外で緊急救助アイテム(食料、浄水タブレット、プラスチックシート、調理器具、経口補水塩)配布の緊急支援を開始し、すでに80,000人を支援しました。
<現地状況〜日本人スタッフからの報告>
5月9日時点での死者は23,000人を超えています。エヤワディ管区では家屋の95%が倒壊し、ヤンゴンでは水道及び電気が遮断されています。また、小学校の校舎約3,200戸が倒壊し、50万人の子どもに影響が出ると言われています。
今後雨季を控え、被災地では住居の問題、感染病の蔓延などが懸念されます。また、家族を失ったもしくは離れ離れになってしまった子どもたちも多数いることから、家族との再会支援などの子どもの保護(チャイルド・プロテクション)にも早急に取り組む必要があります。
SCでは、今回の被災に迅速に対応するとともに、災害後の復興を視野に入れた中長期的視野に立つ支援活動を展開していきます。