栄養強化キャンペーン、今年も盛況でした!(2011.10.5)

8月9日から16日まで、母乳育児をはじめとする母と子どもの栄養や健康に関する知識の向上や生活実践の普及促進を目的とした「栄養強化キャンペーン」を、テゴン保健局との連携のもと、私たちの事業地であるテゴン・タウンシップで実施しました。昨年に続き、今年も資生堂「花椿基金」のご寄付により実現いたしました。

昨年のキャンペーン活動が地元で好評だったことから、今年は現地教育当局からも支援要請がありました。その要請に応え、学校教員や小中学生を対象にした栄養クイズなどを小中学校で実施。5歳未満児とその母親のみならず、子どもの健全な発育や保健・栄養に関する知識を広く啓発することができました。

15名の中学生の胸にそれぞれひとつずつ単語を張り付け、言葉を使わずにそれらの単語を並べ替えて母乳育児のキャッチフレーズを完成させる文字ゲーム。参加している中学生はひとつひとつのことばを真剣に吟味しながらフレーズを完成させていきました。また、それを見ている他の生徒や先生たちも、徐々に正しいフレーズとなっていく過程を一緒になって楽しんでいました。

 

ebfクイズの様子.jpg今年はテゴン保健局、教育局、そして6つの村でイベントを実施。今年の8月は不安定な天気が続いたため、イベントの多くは小学校や僧院などの屋内での実施となりました。悪天候にもかかわらず、イベントを楽しみにしていた約800名の子どもたちやお母さんたちが参加して、母乳育児や子どもの保健や栄養に関する正しい知識と生活習慣を楽しく学ぶ機会となりました。

8月の栄養強化月間にあわせて実施されるこの栄養キャンペーン支援活動は、SCJがテゴン・タウンシップで実施している母と子どもの栄養事業の大切な活動のひとつ。第1期は顕著な成果で完了し(ブログ・エントリー「栄養改善事業の成果と今後」を参照)、このキャンペーン支援活動で促進している完全母乳育児の実践率も、9.4%から45.0%へと約5倍に増加しています。


SCJでは、ひとりでも多くの子どもたちと母親たちの健康のために、これからも努力を継続していきます。引き続きご理解とご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

たくさんの女性と子どもたちが楽しく学ぶ様子.JPG


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