事業の概要

HP_Myanmar_Top.jpgのサムネール画像天然資源に恵まれたミャンマー。ですが、不安定な政治社会の情勢から、その恩恵を受けることのできない貧困層の子どもたちは栄養不良に苦しんでいます。10人に1人が5歳の誕生日を迎えられないミャンマーで(*)、SCJは2001年から子どもの健康と栄養状態の改善のために支援活動を続けています。また最近では、2008年5月に発生したサイクロン・ナルギスの被災者に対して大規模な緊急支援活動を実施しました。

駐在員紹介

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藤野康之(ふじのやすゆき)

藤野スタッフのメッセージ(アニュアルレポート2009)

 

事業地の地図

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 主な支援事業

 

<保健・栄養>

母乳・補助食の栄養指導と生計向上支援事業HP_Myanmar_Nutrition.JPGのサムネール画像

【支援地】 バゴ西管区テゴン・タウンシップ30村

【子どもへの効果】 5歳未満の子どもたちが、栄養不良に陥らないようになるとともに、すでに栄養不良(中度・重度)の子どもたちが回復する。また、栄養不良の根本的な原因である、世帯の貧困を解決することにより、より持続的な事業の効果を子どもたちにもたらす。

【活動】栄養の活動では、妊婦や2歳未満の子どもの母親・養育者を対象に適切な食生活や完全母乳育児(**)についての教育を行う。また、定期的な身体測定で発見した栄養不良児の早期回復を促すため、その母親や養育者を対象に調理実習を実施。子どもの栄養と健康管理について指導し、バランスの取れた食材(中度栄養不良児に対して)や栄養補助食品(重度栄養不良児に対して)の供与を行う。生計向上支援の活動では、子どものいる貧困世帯の食事の量と質を向上させるために、家庭菜園と養鶏を実施するための資材供与と技術指導を行う。

 

ミャンマーの子ども

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(1)子どもの人口(18歳未満、2008年):16,161,000人(人口全体に占める割合は33%)

(2)子どもの人口(5歳未満、2008年):4,629,000人

(3)5歳未満児死亡率(1,000人あたり、2008年):98人

(4)小学校の純就学率:93% 

出典UNICEF The State of the World Children Special Edition 2009 (1,2,3)および2002/2003 ミャンマー政府発表(4)

 

脚注

(*)UNICEF The State of the World Children Special Edition 2009

**この事業で推進する完全母乳の実践は、生後6ヶ月間の新生児および乳幼児の「保温・栄養・感染症予防」に焦点が絞られているため、「哺育」のほうがより適切ではあるが、WHO/UNICEFの邦訳「母乳育児を成功させるための十か条」に合わせ、用語を「育児」とした。


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