事業の概要

カメラが大好きな村の子どもたち

30年近く続いたスリランカの内戦に2009年5月、終止符がうたれ、復興と平和の環境が整いつつあります。しかし、内戦の犠牲となり避難民となった人々の故郷への帰還と再定住は容易ではありません。SCJは内戦終結前の2008年から東部において就学前教育の緊急支援、2009年からは北部の避難民キャンプ地で生活必需品の配布や教育支援を行ってきました。現在は、困窮する世帯への生計支援を行うとともに、子どもが安心して遊び学べる環境をつくり、彼らが未来への自信と希望を持ち続けられるよう活動を行っています。

駐在員紹介

1_スリランカ駐在員の写真差替.JPGのサムネール画像吉田克弥(よしだかつや)

真嶋五月_より.jpg真嶋五月(まじまさつき)

 

支援地の地図

MAP_SRILANKA_SCJ事業地2010August_作業用.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 主な支援事業

 

<早期幼児教育>

幼い子どものケア事業 

【支援地】 東部州トリンコマレ県

【子どもへの効果】 子どもたちが安全な環境で遊びを通じた学びを実践できるようになる。乳幼児のいる家庭と、早期幼児教育の教員・ボランティアとのネットワークが強化される。地域住民により早期幼児教育施設が運営されるようになる。

【活動】 

学習環境および衛生環境の改善(幼児教育施設や屋外・屋内遊具、井戸、トイレの設置・修復)。女性ボランティアによる定期的な栄養巡回指導。教員や政府職員への研修と月例ミーティング。年2回の健康診断。早期幼児教育を地域で支えるための所得創出活動。

※外務省 日本NGO連携無償資金協力 助成

 

<緊急支援>

北部避難民・帰還民への支援 

【支援地】 北部ワンニ地域

【子どもへの効果】内戦により家族と離れ離れになったり、トラウマを負った子どもたちが臨時学習所や子ども広場で学び、遊ぶことで、子どもたちの心理的ストレスが軽減される。帰還民の世帯が仮設住居を手に入れることにより、子どもたちの保護者が生活の再建に注力できる環境を整える。

【活動】臨時学習所・子ども広場の設置と運営。仮設住居の設置。

※ジャパン・プラットフォーム(JPF) 助成

 

スリランカの子ども

HP_SriLanka_Child.jpgのサムネール画像(1)子どもの人口(18歳未満、2008年):5,836,000人(人口全体に占める割合は29%)

(2)子どもの人口(5歳未満、2008年):1,784,000人

(3)5歳未満児死亡率(1,000人あたり、2008年):15人

(4)小学校の純就学率(2003-2008年):98%

 

 

出典:UNICEF The State of the World Children Special Edition 2009 (1,2,3)およびUNICEF Childinfo Monitoring the Situation of Children and Women(4) 

 

 

 

 

 

 

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