ベトナム中部洪水被害への緊急支援を開始(2010.12.1)

中部ベトナムでは10月上旬、平均約800mmの集中豪雨とまた台風Megiの接近により大きな被害を受けました。集中豪雨と台風は洪水を引き起こし、避難世帯は10,626世帯、負傷者75名、浸水家屋は53,000世帯にのぼりました。
11月8日、セーブ・ザ・チルドレンでは、ジャパンプラットフォームの支援を受け、特に被害の激しいクワンビン省ボーチャン郡の3つのコミューンで物資の配布事業を開始しています。

水の高さ.JPG   浸水の水の位置を示す越川駐在員。水は越川駐在員の背を軽く超える所まで上がった



物資の山.JPG                         配布する物資の山


物資は人々が必要な生活必需品から、衛生用品、そして何よりも子どもたちが勉強するための教育用品などを延べ1,000世帯以上に配布しています。
洪水により、農地や家畜を失った世帯にも多く、人々の食料確保は困難になっています。セーブ・ザ・チルドレンでは、特に栄養状態の悪くなりがちな子どもや妊産婦に配慮した食料の供給を行っています。配布当日には多くの人が配布場所に駆けつけ、中には小さな子どもを抱いたお母さんもたくさんいました。

支援を待つ人.JPG                      物資を待つ大勢の人々



お母さん.JPG                   物資を取りに来たお母さんと子ども


配布事業そのものは約1カ月の予定ですが、事業終了後も引き続きモニタリングを継続し、一日も早く人々が通常の生活を営めるよう、サポートしていきます。

皆さまの温かい支援、心よりお待ちしています。

(報告者:ベトナム駐在員 越川) 










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