地域NPO支援事業

今、日本社会では子育ての孤立化、虐待の深刻化、相対的貧困の拡大など多くの課題があり、また、自然災害の増加なども重なる中で、子どもたちの育ち、まなび、遊び、参加などの基本的な権利が保障されにくい現状があります。
セーブ・ザ・チルドレンは、この現状を変えていく力を持つのは子ども自身であり、また、子どものそばにいる地域の大人だと考えています。
地域NPO支援事業では、地域の非営利団体(NPO)を主な対象とする助成プログラムの実施によって、日常生活における子どもの権利の保障を目指します。

*学習や就学に限らず、課外活動、スポーツ・文化・芸術活動など広くとらえるため、「学び」ではなく「まなび」としています。

  • 子ども・地域おうえんファンド

    子どもの権利保障にかかわる活動を広く対象とした公募助成プログラムです。
    組織基盤強化も含め、3年間かけて取り組む事業を対象とします。

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  • まなび・体験ファンド

    あらゆる子どもにまなび・体験の機会を保障するための公募助成プログラムです。
    夏休み期間に実施する短期・単発の事業を対象とします。

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  • セーブ・ザ・チルドレンの事業と
    連携した助成

    子どもの貧困問題解決や防災など、セーブ・ザ・チルドレンの展開する事業と連携することによって、より高い成果を目指す事業のための助成です。

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資金助成

地域のNPOが実施する事業に対して、助成金を提供します。
各助成プログラムの目的ごとに、助成期間、助成金額を決定します。

組織基盤強化

子ども支援活動が質のよい形で継続・発展するよう、NPOの組織体制などに関する課題を伺い、その解決に向けた取り組みを支援します。
組織基盤強化の取り組みの例:人材育成のためのスキルアップ研修、資金獲得策の計画と実行、事務局業務の整理・改善など

子どもの権利保障のための環境づくり

子どもたちにとって安心・安全にNPOの活動が進められ、子どもが主体となった活動が行われるよう、次のようなサポートを実施します。

  • 子どものセーフガーディングの推進
    関係者による虐待や搾取など、子どもの権利に反する行為や危険を防止し、子どもたちにとって安心・安全な活動と運営を行うための組織的取り組みを
    推進するため、全助成先団体にセーフガーディング研修を実施します。
    また、助成期間中の活動現場訪問や助言などを通して、セーフガーディングの取り組みの実践をサポートします。
    ※「子どものセーフガーディング」に関する詳細はこちらをご覧ください。
  • 子どもの権利・子ども参加などに関するサポート
    子どもの声が適切に聴かれ、子どもが主体となった活動が行われるよう、子どもの権利や子ども参加に関する情報提供や助言などを行います。