難民の子ども写真プロジェクト「マラリアのお医者さん(Doctor Malaria)」

難民の子どもたちが置かれた状況を広く伝えるため、セーブ・ザ・チルドレンは写真家パトリック・ウィロク氏を起用したプロジェクトを実施しました。ウィロク氏は数カ月にわたり難民の人々と生活を共にし、8枚の絵画的な作品を撮り下ろしました。各作品とその背景をご紹介します。写真プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。(別ウィンドウで開く)

作品名:「マラリアのお医者さん(Doctor Malaria)」撮影地:タンザニア、ニャルグス難民キャンプ)



この作品が描くのは、大きくなったらマラリアを治療する医者になりたいアニセさん(10歳)の夢です。

アニセさんは、故郷のブルンジを1年前に祖父母と脱出し、現在はタンザニアのニャルグス難民キャンプに暮らしています。難民キャンプでの死因の第一位はマラリアです。「医者になって人々を助け、変化をもたらし、命を救いたいのです。そうすれば自分は重要な人になれるし、人生で何かを得る助けになると思います。」と夢を語るアニセさん。

現在、セーブ・ザ・チルドレンがキャンプ内で運営する仮設の学習スペースに参加しています。学習スペースには、アニセさんと同じような夢を持つ、多くの難民の子どもたちが参加しています。

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