バングラデシュ・ロヒンギャ難民キャンプを今年最大の嵐が襲う

80万人以上のロヒンギャ難民が避難生活を送るバングラデシュ南東部コックスバザールでは、6月から本格的なモンスーン期に突入し、今年最大の嵐が直撃しました。豪雨と強風が難民キャンプを襲い、仮設住居は洪水による浸水や土砂崩れに襲われ、人々は、崩壊した仮設住宅の再建に早急に取り掛かっています。


主要な道が分断されたため、セーブ・ザ・チルドレンの支援チームは、食料支援や学習センターの活動といった子どもたちに必要な支援を届けるために、キャンプの中心部まで徒歩で向かう必要がありました。 

コックスバザールで活動するセーブ・ザ・チルドレンのメディア・コミュニケーションズマネージャーのダフネ・クックは、以下の通り話します。
「今年に入って最大の嵐がキャンプを襲い、4月後半の豪雨以来、再び大規模な被害がもたらされ、多くの地域は、徒歩でしかアクセスすることができなくなっています。子どもたちは、このような災害時に、最も脆弱な立場に置かれます。私たちは、子どもたちが皮膚病を発症したり、家族と離ればなれになったり、必要なサービスにアクセスできなくなるような状況を、特に懸念しています」

本格的なモンスーン期となる6月から8月にかけて、コックスバザールには、2,500ミリ以上の雨が降ると予想されており、今週末には雨量がさらに増える見込みです。
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