【日本のNGO共同声明】アフガニスタンでのNGO女性スタッフ就労禁止令について

2022年12月24日、アフガニスタンでは、タリバンが女性NGO職員の就労禁止措置を発表しました。これを受け、セーブ・ザ・チルドレンは同年12月29日に、アフガニスタンで活動する主要な国際NGO3団体とともに、当該措置の撤回を求める共同記者会見を行いました(詳しくはこちら)。


これに加え、2023年1月24日、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、アフガニスタンの支援に関わる日本のNGOとして、ほかのNGOとともに、当該措置の撤回と日本政府および国際社会の継続的な関与を求める共同声明を発表しました。


共同声明より抜粋
「アフガニスタンの人道危機が加速するなか、私たちはこれからも人道支援の原則に立って人々の命を守る活動を行っていくために、タリバンに対し、全ての女性スタッフの就労を直ちに許可するよう求めます。ジェンダーや文化に配慮した支援は、男性スタッフだけでは遂行できません。今回のタリバンの命令は、女性や子どもが適切な支援を受けられず、さらなる困窮や死を招くことにつながります。


国連や日本政府を含むドナーには引き続き、タリバンの禁止令によるNGOの活動および脆弱な状態に置かれた女性や子どもへの影響を注視するとともに、タリバンに対し、命令が撤回されるまであらゆる機会を捉えて働きかけを継続することを求めます。


アフガニスタン国内の状況は日々変化しており、極めて複雑な状況を乗り越えていくために、支援に関わる全ての関係者は、タリバンに慎重かつ忍耐強く働きかけることが必要です。私たちは人道支援の原則に妥協することなく、アフガニスタンでの支援活動の継続を希望します。」


■声明の全文はこちらからご覧ください。
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