グローバル・パートナーイケアとの国内での連携紹介

スウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー、イケアとセーブ・ザ・チルドレンは、1994年から世界各国で連携しさまざまな活動を行っています。セーブ・ザ・チルドレンが、1990年代にイケアの児童労働に対する行動規範の作成に深く関わったことをきっかけに連携が始まり、現在では独立慈善団体であるIKEA Foundationと長期的なパートナーシップを結んでいます。


また、日本法人であるイケア・ジャパン株式会社とセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、それぞれのニーズや特徴を生かした活動を通して、包括的な連携を行っています。緊急時の支援物資の提供、子どもの貧困問題解決事業への協力や個人支援者拡大のための事業「Face to Face プロジェクト」への店内スペース提供など、さまざまな形で協力いただいています。その一部をご紹介します。


■ハロー!ベビーボックス、子どもの食応援ボックスへの商品提供を通しての支援
セーブ・ザ・チルドレンは、誕生時から「健康に、安心・安全な環境で育つ」子どもの権利を保障するため、また、低所得世帯の育児費用の負担軽減を目的として、新生児に必要な育児用品を詰め合わせた「ハロー!ベビーボックス」の提供を行っています。イケアからは、ガラガラやベビーケアマットの提供をいただいています。ハローベビーボックスを届けた方からは、「1ヶ月の男の子です。初のおもちゃがキリンでした。音が気になって目で追うようになって、とっても可愛いです!!」など、非常に好評でした。



また、経済的に困難な状況にある家庭の子どもたちの食の状況改善を目的とした「子どもの食応援ボックス」事業では、ビスケットやパスタなどの商品を提供いただくとともに、従業員ボランティアの皆さんには梱包ボランティアにもご参加いただきました。



■子どもの貧困問題解決事業「夏休み体験プログラム」への協力
昨年、経済的に困難な状況にある子どもたちに多様な学びや体験の機会を提供することを目的に実施した夏休み体験プログラムでは、さまざまな企業の協力のもと『いろんな仕事をのぞいちゃおう!職業フェア』を開催しました。


イケアの方々にもご参加いただき、職業フェアでは、どんな仕事をしているか、プレゼンテーションを通して登壇者の経験などを、中高生の参加者にお話いただきました。


登壇したカントリー・ピープル&カルチャー・マネジャーの朝山様からは、ご自身の経験やイケアで働く方々への取り組みの説明とともに、「今の自分を大切にしながら、自分が何をやりたいのかを探していこう」といったメッセージが参加者に伝えられました。



参加者からは、「普段は聞くことができない会社の話を知ることができた。今後の進路に役立つ貴重な情報を得ることができ、視野を広げることができたと思う。」といった声もありました。


Face to Face プロジェクトへの店内スペース提供
セーブ・ザ・チルドレンでは、街頭や商業施設等でスタッフが、活動内容を紹介させていただき、ご賛同していただいた方に、世界の子どもたちへの継続的なご支援をしていただく、「Face to Face プロジェクト」を実施しています。



このプロジェクトの実施場所として、IKEA立川、IKEA鶴浜、IKEA長久手、IKEA新三郷、IKEA神戸の店舗入り口などをご提供いただいています。店舗内で実施することで、イケアとセーブ・ザ・チルドレンの連携事例の紹介を通して、活動内容を分かりやすく説明することにつながり、お客様から支援への賛同をいただいています。


■従業員からのご寄付
毎年、イケア従業員向けのクリスマスプレゼントの費用を、従業員の方々の希望を募った上で寄付金とし、セーブ・ザ・チルドレンの活動全般にご寄付いただいています。


■国内災害時の支援
地震や洪水など国内災害被災地の子どもたちへプレイマットやソフトトイの提供をいただいています。また、被災地に近い店舗から直接支援いただくケースもありました。こうした商品は、「こどもひろば」を始め、子どもたちの避難生活を支えています。



そのほかにも、これまでに、先進的なサステナビリティの取り組み企業事例として、セーブ・ザ・チルドレン主催の企業連携セミナーへのご登壇、イケア主催の世界人権デーパネルディスカッションへの参加や、関連団体への家具の提供など、さまざまな連携協力をいただいています。


今後もより連携を深化させ、長期的な社会課題解決に向けた事業実施につなげていくための多様な取り組みを一緒に進めていきます。


(報告:パートナーリレーションズ部 法人連携チーム 吉田沙和子)







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