【能登半島地震 緊急子ども支援】スタッフレポート-能登町・珠洲市の避難所の様子

1月5日に、複数の避難所を訪問しました。ある避難所には、400人くらいが避難しており、そのうち10人ほどが子どもたちでした。この避難所では、大人も子どもも全員が協力して、この大変な状況を乗り越えようとしている姿が印象的でした。写真は、その避難所にあった新聞です。子どもたちが作ったそうで、必要な情報が分かりやすくまとめて書かれていました。


能登町でも珠洲市でも、それぞれの避難所では、食べ物や調理器具、簡易トイレ、暖房、就寝できる環境を必要としていました。

訪れた避難所では、家庭で冷蔵していた食品や、畑でとれたであろう白菜を避難所にあつめて、限られた調理道具を使い、なんとか調理して避難している人たちで食事を分け合っていました。寒さが厳しくなるという予報もでており、子どもたちや大人の心身の健康が心配です。行政機関などに対しても避難所の様子と必要な支援について報告し、避難生活が少しでも改善されるよう連携を進めていきます。

私は、10年以上国内外の緊急支援に携わっていますが、「初めて活動のなかで恐怖を感じました」。

能登地方まで行くための道路は、激しく隆起し大きく亀裂が入っていました。片側一車線となり亀裂が入った道を慎重に車で走りましたが、途中にある土砂崩れは再び崩れ落ちてきそうな状態でした。

こうした状況もあり、各々の避難所まで支援が届きづらいのだろうと感じましたが、私たちは、6日以降も複数の避難所を訪問し、緊急子ども用キットを届けたり、今すぐ必要な支援に加えて、中長期でのサポートも見据えて、今後必要となる「もの」や「こと」についても話を聞いていきます。

(精神保健・心理社会的支援エキスパート 赤坂)

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