(公開日:2012.11.06)
モンゴル事務所インターンからのメッセージ(2012.11.06)
- モンゴル
日本の皆さまお元気ですか?モンゴル事務所の柴田です。
モンゴルは10月中ごろから、朝晩零度以下になる日が出てきました。そして、赤や黄色に着飾った木々の葉っぱが一斉に落ち始めました。長い冬の始まりです。それでも、モンゴルの人々から「寒い」という苦情を聞いたことがありません。それもそのはず。10月になると中央暖房システムが動き始め、どの建物に入っても24時間、ぽかぽかとなるからです。むしろ中央暖房システムの働かない夏場のほうが「寒い」という苦情をよく聞きます。不思議な感じですね。
さてモンゴル事務所では、3回目のモンゴル人インターン受け入れが、9月から10月の1ヶ月半行われました。インターン研修を終えた2人のメッセージを、今年もお届けします。
●ソニンゲレルさん モンゴル国立大学国際言語文化学部日本学科4年
「私は、子どもたちと接することが大好きです。でも、どのように接すればいいのか困ってしまうような経験がありました。親戚の男の子が兄弟げんかをしてしまうような時です。早くけんかを止めなければと焦り、ただ怒ることしかできなかったように思います。
しかし、インターン研修で「子どもにやさしい幼稚園推進」プロジェクトの活動に参加させていただき、今では、冷静に対応することができるようになったと思います。事業のスタッフに同行して研修にも参加し、『ポジティブ・ディシプリン』についても学びました。子どもたちの年齢に応じた発達段階や、その発達段階に応じた接し方についても理解することができました。子どもたちを落ち着かせ、お互いの言い分を聞き、その気持ちに共感し、仲直りさせるように導きます。もちろんまだまだ不十分ですが、子どもたちと以前よりも上手くコミュニケーションできるようになりました。
私の夢は、日本語の通訳者です。でも、それだけではなく、日本とモンゴルの交流の懸け橋のような通訳者になれればいいな、と思います。
このような機会を与えてくださったSCJのスタッフの皆さんに、心からお礼申し上げます。どうもありがとうございました。」
●マンダフさん モンゴル国立大学国際言語文化学部日本学科4年
「私は、SCJの運営する『チャイルドセンター』のスタッフの皆さんの活動の様子がとても印象に残っています。訪問前は、『大きなビルで、人がいっぱいいて、事務所のよう。』と思っていました。しかし実際のセンターは、とても温かい雰囲気で、『大きな家族』みたいでした。子どもセンターのスタッフが親身になって子どもたちと、本当のお兄さんやお姉さん、またはお母さんのように触れ合っている姿を見て、嬉しくてたまらなくなりました。両親や家族からの愛情を受けられずに家を飛び出さざるを得なくなってしまった子どもたち、厳しい環境の中で生活を送っている子どもたちと、スタッフの皆さんは毎日のように接します。それは専門性が高く、責任も重い、大変難しい仕事です。でも、本当に素晴らしい仕事です。
チャイルドセンターのスタッフの皆さんのように、モンゴル中の大人が、全ての子どもたちを我が子のように愛すれば、素晴らしい社会が生まれるはずです。私は、チャイルドセンターのスタッフの皆さんを心から尊敬するとともに、少しでも皆さんに近づくために、もっと頑張って勉強していきたいです。そして将来、SCJが行っているような、モンゴルの子どもたちを助けることのできる仕事に就きたいと考えています。
モンゴル以外にも世界中の国々で、子どもたちの支援活動に取り組んでいるSCJスタッフの皆さんに、心より感謝申し上げます。
45日間、本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。」
インターンのお二人は、日本語と英語と、3カ国語を使って、事務所の仕事を積極的に手伝ってくださいました。モンゴル事務所のスタッフ全員が、二人にとても感謝しています。本当にありがとうございました。
(子ども保護クラブの子どもたちへのインタビューの様子。向かって奥、右から3番目がソニンゲレルさん、4番目がマンダフさん)
(報告: モンゴル事務所 柴田)
モンゴルは10月中ごろから、朝晩零度以下になる日が出てきました。そして、赤や黄色に着飾った木々の葉っぱが一斉に落ち始めました。長い冬の始まりです。それでも、モンゴルの人々から「寒い」という苦情を聞いたことがありません。それもそのはず。10月になると中央暖房システムが動き始め、どの建物に入っても24時間、ぽかぽかとなるからです。むしろ中央暖房システムの働かない夏場のほうが「寒い」という苦情をよく聞きます。不思議な感じですね。
さてモンゴル事務所では、3回目のモンゴル人インターン受け入れが、9月から10月の1ヶ月半行われました。インターン研修を終えた2人のメッセージを、今年もお届けします。
●ソニンゲレルさん モンゴル国立大学国際言語文化学部日本学科4年
「私は、子どもたちと接することが大好きです。でも、どのように接すればいいのか困ってしまうような経験がありました。親戚の男の子が兄弟げんかをしてしまうような時です。早くけんかを止めなければと焦り、ただ怒ることしかできなかったように思います。
しかし、インターン研修で「子どもにやさしい幼稚園推進」プロジェクトの活動に参加させていただき、今では、冷静に対応することができるようになったと思います。事業のスタッフに同行して研修にも参加し、『ポジティブ・ディシプリン』についても学びました。子どもたちの年齢に応じた発達段階や、その発達段階に応じた接し方についても理解することができました。子どもたちを落ち着かせ、お互いの言い分を聞き、その気持ちに共感し、仲直りさせるように導きます。もちろんまだまだ不十分ですが、子どもたちと以前よりも上手くコミュニケーションできるようになりました。
私の夢は、日本語の通訳者です。でも、それだけではなく、日本とモンゴルの交流の懸け橋のような通訳者になれればいいな、と思います。
このような機会を与えてくださったSCJのスタッフの皆さんに、心からお礼申し上げます。どうもありがとうございました。」
●マンダフさん モンゴル国立大学国際言語文化学部日本学科4年
「私は、SCJの運営する『チャイルドセンター』のスタッフの皆さんの活動の様子がとても印象に残っています。訪問前は、『大きなビルで、人がいっぱいいて、事務所のよう。』と思っていました。しかし実際のセンターは、とても温かい雰囲気で、『大きな家族』みたいでした。子どもセンターのスタッフが親身になって子どもたちと、本当のお兄さんやお姉さん、またはお母さんのように触れ合っている姿を見て、嬉しくてたまらなくなりました。両親や家族からの愛情を受けられずに家を飛び出さざるを得なくなってしまった子どもたち、厳しい環境の中で生活を送っている子どもたちと、スタッフの皆さんは毎日のように接します。それは専門性が高く、責任も重い、大変難しい仕事です。でも、本当に素晴らしい仕事です。
チャイルドセンターのスタッフの皆さんのように、モンゴル中の大人が、全ての子どもたちを我が子のように愛すれば、素晴らしい社会が生まれるはずです。私は、チャイルドセンターのスタッフの皆さんを心から尊敬するとともに、少しでも皆さんに近づくために、もっと頑張って勉強していきたいです。そして将来、SCJが行っているような、モンゴルの子どもたちを助けることのできる仕事に就きたいと考えています。
モンゴル以外にも世界中の国々で、子どもたちの支援活動に取り組んでいるSCJスタッフの皆さんに、心より感謝申し上げます。
45日間、本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。」
インターンのお二人は、日本語と英語と、3カ国語を使って、事務所の仕事を積極的に手伝ってくださいました。モンゴル事務所のスタッフ全員が、二人にとても感謝しています。本当にありがとうございました。
(子ども保護クラブの子どもたちへのインタビューの様子。向かって奥、右から3番目がソニンゲレルさん、4番目がマンダフさん)
(報告: モンゴル事務所 柴田)