(公開日:2012.11.07)
会津若松市「国際交流フェスティバル」に参加しました!(2012.11.7)
- 日本/東日本大震災/福島
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、東日本大震災発生以後、様々な活動を通じて、福島の子どもたちを支援しています。現在、その拠点になるのが、今年4月に開設された会津若松事務所です。その会津若松市で、10月13日に、会津若松市国際交流協会主催の国際交流フェスティバルが開催され、SCJも初めて参加しました。今年で16回目を迎えるフェスティバルのテーマは「笑顔」。会津若松や近くの町に住むオーストラリア、モンゴル、ベトナム、ルワンダ、中国、ジャマイカ出身などの皆さんによる文化紹介、復興支援、会津地方の観光、NPO/NGOなどをテーマに30以上のブース出展があり、約2700人もの人たちが集まるなか、みんなの「笑顔」が広がりました。
会場には、世界の文化、音楽、そして食べ物と、楽しいブースがたくさん! (左)。ステージも大盛り上がり!モンゴルの伝統音楽の演奏(右)
SCJのブースでは、SCJの紹介やクイズをしたり、子ども用民族衣装コーナーを設置しました。
SCJのブース訪問者のなかには、「夏に子どもが、プールに連れて行ってもらいました。」と声をかけてくださる方もいらっしゃいました。今年の夏実施した「夏の遊び場プロジェクト」に参加した子どもや保護者の方でした。「夏の遊び場プロジェクト」とは、会津の子どもたちと市内に避難している子どもたちを対象に、安全な遊び場で元気いっぱい遊び、学んでもらい、子どもたちの交流促進をめざしたプロジェクトです。
SCJのことは聞いたこともないという方たちともお話しができて、地元の方たちに私たちの活動を知っていただくよい機会となりました。
SCJのブースに来てくれたご家族。みんなでクイズに答えてくれましたよ!
お気に入りの民族衣装を着てポーズ。「これはモンゴルの衣装なんだね!」どこの国の衣裳かは地図を見ながら確認しました。
震災が起きた時に世界から寄せられた「応援メッセージ」も展示しました。
会津若松市には、原発事故の影響で市内に役場機能を移した大熊町の方々や、福島市などから自主避難してきている方々もいらっしゃいます。また、会津若松市は原発事故による風評被害で、少しずつ回復しているものの、未だに観光業が打撃を受けています。今回のフェスティバルでは、去年は参加していなかったおおくま国際交流協会も出展し、浜通りの食べ物や大熊町について紹介していました。このような活動が、地域のつながりが強め、会津から発信する活気が復興への助けとなっていくと感じました。
訪れた子どもと談笑する大熊町の国際交流協会の皆さん(左)と町のマスコット「おおちゃん」(右)。
SCJは今後も子どもが安心・安全な環境で生活・成長できることを目指して、福島で子どもと地域と方々と一緒に復興支援活動をしていきます。
(報告:会津若松事務所・長島)