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セーブ・ザ・チルドレンとは

質の高い組織と事業づくり
子どもにとって安心・安全な組織・事業づくり
〜子どものセーフガーディング〜

子どものセーフガーディングとは、関係者による虐待や搾取など、子どもの権利に反する行為や危険を防止し、安心・安全な活動と運営を目指す組織的取り組みです。疑念が生じた場合の対応と再発防止も含む包括的なものです。

セーブ・ザ・チルドレンでは世界中で数多くのスタッフやボランティアが子どもたちの幸せを願い、日夜それぞれの仕事に向き合っています。様々なパートナー団体や個人の方々の協力も欠かせません。しかし、これらの活動に従事する側と、支援を受けたり活動に参加する子どもや地域コミュニティとの間には立場の違いがあり、有形無形の力の格差が生じてしまうことに自覚的でなければなりません。子どもたちを取り巻く社会を見渡してみると、本来子どもを守るべき立場の大人たちによって安全や信頼が歪められ、子どもの権利が侵害されるといった出来事が後を絶ちません。地位や関係性を濫用した虐待や搾取は断じて許されません。そういった問題の防止に努めることもまた組織の責任であると言えます。私たちセーブ・ザ・チルドレンは、スタッフやボランティアなどの関係者一人ひとりが子どもと適切な関係性を築くことをめざし、セーフガーディングの取り組みを重視しています。


子どもの発達に適した安全な活動空間を保障することは私たちの大切な役割と考え、セーブ・ザ・チルドレンは国際的な基準を用いて次の約束を果たしていきます。

セーブ・ザ・チルドレンは子どもたちに約束します

周知: 全ての関係者に、子ども虐待や搾取に関わる問題とリスクを知らせ、安全に関する意識を高めます。活動に参加する子どもと家族に対してもこの取り組みを伝えます。
予防: 関係者が模範となる行動を取ることで、リスクを減らし安全性を高めます。子どもの権利を尊重し、子どもがより安心して参加できる環境をつくります。
報告: 問題が生じたときの手順についてあらかじめ関係者が理解し、懸念を感じた時には速やかに担当窓口へ報告・相談をします。
対応: 万一問題がおきたり疑われた場合には、対象の子どもの安心・安全を確保し、問題の解決を図るとともに、再発防止に努めます。

「指針」と「行動規範」

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは「子どものセーフガーディング指針」を掲げ、この取り組みを実現するための原則と責任を明らかにしています。また、関係者が子どもと接する際に留意すべき視点を「行動規範」に集約し、スタッフやボランティアはこれを遵守し日々の言動を律するよう心掛けています。

「子どものセーフガーディング」コンセプト動画

この取り組みがめざすことを知っていただくための動画です。
この動画の制作におきましては、プロクリエイターの映像スキルを活かした社会貢献活動「PVプロボノ」に多大なるご協力をいただきました。

セーブ・ザ・チルドレンの活動に参加する子どもたち、保護者、地域の皆様へ

スタッフから子どもたちに伝えたい大切な約束とメッセージをコンパクトにまとめました。なお、本文書の無断転載、配布、改変、利用はお控えください。利用の際には、事前にjapan.csdesk@savethechildren.orgまでご相談ください。

子どものセーフガーディング通報・報告窓口

セーブ・ザ・チルドレン関係者の気になる行為や安全への懸念があるときは、どなたでもお気軽にご相談ください。証拠や確信がなくても結構です。ご相談者の方の情報などは守秘いたします。

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

子どものセーフガーディング担当

専用電話: 03-6859-0328 (平日10:00−17:00)

専用メールアドレス: japan.safeguarding@savethechildren.org
オンライン: オンラインでの通報相談フォームはこちら


子どもや若者の支援に取り組む団体やネットワークの皆様へ

子どもと若者の支援や育成に携わる仕事には常に大きな責任が伴います。彼ら彼女らが身体的にも心理的にも、そして性的にも、危険にさらされることなく安全に過ごせる環境を確保しなければなりません。セーブ・ザ・チルドレンは、子どもと若者の支援に携わる様々な団体や専門家とともに、セーフガーディングの取り組みがより広く適切に機能するよう、取り組み基準を示し実践を促しています。JANIC「子どもと若者のセーフガーディング・ワーキンググループ」のリーダーとして、相互研鑽の場や仕組みづくりにも注力しています。
セーフガーディングの導入と強化のための資料や参考情報はこちらにご紹介します。

支援団体の必携書「子どもと若者のセーフガーディング最低基準のためのガイド

国際協力や人道支援に携わるNGOなどがセーフガーディングの取組を導入・強化していくための最低基準とその実践例を冊子にまとめました。詳しくはこちら

事案対応のためのガイダンス「子どものセーフガーディングに関する申し立ての管理と対応

セーフガーディングに関する通報等を受けた際の対応のあり方について、Keeping Children Safeが発行するガイダンスを和訳しました。詳しくはこちら

団体支援や相互研鑽の実績

・2021年5月 国際協力NGOのための実践研修が始まりました。詳しくは こちら

・2021年8月・9月 リスクや指針をテーマに勉強会を実施しました。詳しくはこちら

・2021年11月 こどもへの性暴力を正しく理解し、より安心・安全な活動へ(活動報告)。詳しくはこちら

・2022年4月 国内の子ども支援団体対象の連続研修が始まりました。詳しくはこちら

・2022年5月 法的観点から人材管理について学びました。詳しくはこちら

・2022年7月 申し立ての管理に関する研修を実施しました。詳しくはこちら

・2023年1月 国際NGOのための実践研修が終了しました。詳しくはこちら

・2024年1月 国内の子ども支援団体のための連続研修が終了しました。詳しくはこちら

・過去の団体支援や講師派遣実績はこちら

研修・セミナー情報(参加者募集)

子どものセーフガーディング連続研修2024〜25を開催します。詳しくはこちら

質の高い組織と事業づくり

事業モニタリングと評価

事業アカウンタビリティ


日頃よりたくさんのお問い合せをいただき、ありがとうございます。
このウェブページでは、子どものセーフガーディングの実践がより多くの子どもの安心・安全に資することを願い、セーブ・ザ・チルドレンの取り組みや資料をご紹介しています。公開している冊子や資料、文章、画像などの無断転載や改変はご遠慮いただくようお願いいたします。もちろん著作権法に則った引用は問題ありません。子どもたちを守る取り組みを再考・強化するために、ご参考としていただけたら幸いです。

お問合せ先:japan.csdesk@savethechildren.org

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定期的に年次報告書や会報誌をお送りしています。

1回から無理なくご支援いただけます。

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